香港のカラオケ店で集団感染
本日は、尖沙咀のカラオケ「Red MR」の利用者が新型コロナウイルスに集団感染したこと、2月の小売業売上が44%減少したこと、ペットの猫から陽性反応が出たことが話題となっています。また、香港政府がカラオケとマージャン店に対し、14日間の閉鎖を求めるよう準備していると香港メディアam730が伝えています。詳細が分かり次第、コメント欄でお伝えします。
なお、香港内の新型コロナウイルスの感染者は、昨日から31人増え計714人、うち退院者数は127人となっています。
■カラオケ利用の7人中5人が集団感染
3月24日に尖沙咀のカラオケ「Red MR」を利用した7人グループのうち5人の感染が確認されており、香港医学会で伝染病を専門とするLeung Chi-chiu氏は「カラオケはエンターテインメント施設の中でも特にリスクが高いので閉鎖すべき。皆が口を開け歌い、換気も悪く危険だ」とコメントしています。カラオケRed MRは、飲食店と同様の規制に従い、収容人数を半分にし、1部屋につき4人までとして営業していたとのことです。
■小売業の2月売上44%減と急落
小売業の2月売上が、昨年比44%減と急落し227億香港ドルとなりました。香港政府統計局のデータをみると、小売業の売上は13ヶ月連続で下落しています。
香港メディアThe Standardは、特に下落が大きい業界を以下のように案内。スーパーマーケットの売上については、11.1%増加していると伝えています。
・宝飾品や高級時計:58.6%減
・アパレル:49.9%減
・靴やアクセサリー:43.1%減
・化粧品や医療品:42.7%減
■世界2例目、ペットの猫が陽性反応
新型コロナウイルス感染者の女性が飼っていた猫から、世界2例目となる新型コロナウイルスの陽性反応が出ています。肺炎などの症状はみられていないようです。