中国が日本人のビザ無し観光を禁止
本日は、日本人による中国本土へのビザなし観光が禁止となった話題と、香港からのタイ渡航者が搭乗前に健康証明の提示を求められることが話題となっています。また、香港内の新型コロナウイルスの感染者は、昨日から1人増え115人。中国全体での感染者は80,754人(19人増加)、死者は3,136人(17人増加)となっています。
■中国本土が日本人のビザ無し観光を禁止
中国(香港は含まない)は、本日より日本人のビザ無し観光を禁止しました。これまで日本人は中国に15日以内であればビザ無しで観光目的の滞在が可能でした。商用または親族訪問が目的で15日以内の滞在を希望する場合は、引き続きビザ免除が適用となりますが、入国時に中国国内の招待者が発行した7日以内の招待書類の原本を提示する必要があるようです。
■香港からのタイ渡航者、搭乗前に健康証明?多くの不明点
タイ民間航空局「Civil Aviation Authority of Thailand」は8日、中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランを運航する航空会社に対して、乗客が新型コロナウイルスに感染していないかの証明書を搭乗前に提出させるよう指示しました。
タイ国政府観光庁の香港オフィス「Tourism Authority of Thailand(HK)」は9日、公式フェイスブックページで「すべての旅行者は中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランからタイへの入国者は14日間の検疫対象となる。検疫手順の詳細は追って告知する」と投稿しました。しかし、香港の香港旅遊業議会の代表者アリス・チャン氏は昨日、「タイ観光庁から正式な確認は取れなかった。また、最近タイは様々な発表をしているが、今のところ香港人観光客が入国できなかったという報告はない」と話しています。バンコクにある在タイ香港政府貿易オフィスは「タイ政府は徐々に対策を導入している」とだけ述べ、詳細は明らかになっていません。
昨日は、香港航空HX765便バンコク行きの乗客グループが、健康証明書を提出できなかったことで搭乗拒否に遭いましたが、交渉の結果、香港航空HX779便でバンコクに渡航できたとのこと。香港エクスプレスUO702便の乗客は、健康証明書なしで何の問題もなくバンコクに渡航できたようです。
また、先週タイ政府は、11ヶ国・地域からの入国者に自宅待機などの14日間の隔離を義務づけると発表をしましたが、昨日の発表では対象国が6ヶ国・地域と減っており、その詳細は明らかになっていません。
タイ側の発表には多くの不明点があるため、渡航をお考えの方は事前に航空会社などにご確認ください。