本日は航空会社のニュースが話題

更新日:2020年01月03日
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香港便フライト

本日は航空会社のニュースが話題となっています。香港航空のクルー数百名が失業危機であること、インド最大の航空会社であるエアインディアのムンバイ香港便の航空券が購入できなくなっていることを以下に伝えます。

・香港航空のクルー数百名が失業危機
香港メディアSCMPは、香港航空(Hong Kong Airlines)のクルー数百名が失業の危機にあるとの情報を航空業界の関係者から入手したと伝えています。香港航空は先月、香港政府から運航ライセンスの停止または取消の警告を受け、資金調達により運航継続の許可を得たばかりです。

航空業界の関係者はSCMPに対して「1月1日の時点で、従業員数は3,481人だが、長距離ルート廃止、航空機39機から28機へ減少、などをみると次は従業員数のカットがおこなわれそうだ。1,573人のフライトアテンダントの3分の1が失業の危機だと予想できる」と話したようです。

・航空会社エアインディアが香港便を販売中止?
インド最大の航空会社「エアインディア(Air India)」のウェブサイトで、夏期間(3月30日~10月23日)のムンバイのチャトラパティシヴァージー国際空港と香港間の直行便が購入できなくなっていると各メディアが伝えています。エアインディア自体は理由を説明していないようですが、航空情報を取扱う「Simple Flying」は、「香港情勢が不安定で観光業は大幅に縮小しており、現状では魅力的な市場ではない。あるいはエアインディアは資金難にあり、搭乗者数の少ない香港便を運航するのは賢い選択ではない。新しいロンドン便の運航に資源を使う方がよいと考えているのでは」などと理由を予測しています。なお、ムンバイ香港便は2019年9月に就航したばかりの便でした。

なお、香港とムンバイの往復便においてはキャセイパシフィック航空が運航していますので必要な方はキャセイパシフィック航空をご利用ください。香港政府観光局のデータによると2019年1~11月のインドからの訪問者数は、2018年1~11月と比べて9.5%減少しています。