2019年の香港は観測史上、最も暑い年になるかも!?
更新日:2019年03月22日
香港天文台が年次記者会見を開き2019年の年間天気予想を発表。今年は観測史上最も暑い年トップ5に入る確率が80%、トップ10に入る確率は80~90%、台風においては年間で4~7つが500キロメートル圏内に入る可能性があると発表しました。
香港天文台台長の岑智明氏は「今年はエルニーニョ現象などの影響で平均気温が平年より高くなり、降水量も平年より多い年間2,300~2,900ミリメートル、接近する台風の数は平年どおりだが昨年の大型台風マンクットのような強力な台風が発生する可能性もある。」と伝え、香港メディア記者からの「近い将来、香港から冬はなくなるのでしょうか?」との質問に対しては、「21世紀の終わりになると、気温12度以下の寒い日は一年に一回、もしくは数年に一回になっているかもしれません。」と回答しました。
昨年2018年も香港は厳しい暑さに見舞われ年間平均気温は23.9度で香港天文台観測史上3位の高さ(1位は2015年で24.2度)であったほか、高気温に関する多くの記録を更新しました。5月3日から6月1日までの348時間「酷熱天気警告」という熱中症の危険性が警告、12月から2月の平均気温は19.1度(平均最高気温21.4度、平均最低気温17.5度)、気温12度以下の寒い日は3日間しかなかったようです。
2019年も昨年と同様の暑さに見舞われる可能性がありそうです。