駐在員に住みやすい都市ランキングで香港が41位に低下
更新日:2019年01月30日
世界の約480都市を対象とした、アジア系外国人(駐在員)にとって住みやすい都市のランキング2019年度版を人材コンサルティング会社「ECA International」が発表。上位トップ10は、1位 シンガポール、2位 ブリスベン、シドニー(同率)、4位 アデレード、5位 大阪、名古屋、東京(同率)、8位 ウェリントン、キャンベラ、10位 パース、コペンハーゲン、横浜(同率)となり、香港は41位となりました。
このランキングでは「天候、ヘルスケア、住宅、インフラ、レジャー、治安、政治的緊張、大気汚染」などが評価項目となっており、「生活費」は評価項目に入っていないのが特徴です。ECA Internationalは「企業が外国に駐在員を派遣する際に適切な手当額を決定するのに役立つランキングである」と案内しています。
香港は昨年度の29位から今年は41位と大幅に順位を落としており、その理由としては「2018年9月に発生した台風マンクット(台風22号)による深刻な被害で復興に10億米ドル(約1090億円)かかる見込み」、「大気汚染がバンコクやマニラや上海など新興国の都市と同レベル」、「インフルエンザが流行しやすい」などがあるとのこと。2013年度は香港は11位でしたが、その後評価が低下傾向にあります。
なお、日本は、調査対象となった4都市すべて(大阪、名古屋、東京、横浜)がトップ10入りしました。また、1位のシンガポールは2005年のランキング開始から1位をキープし続けています。