各銀行でお年玉用の新札交換サービス お年玉相場は?
今年は2月5日(火)から7日(木)が旧正月で連休となります。香港でも日本と同様にお年玉「利是(ライシー)」を配る習慣があり、香港ドルを発券している「HSBC銀行、スタンダードチャータード銀行、中國銀行」は昨日からお年玉用の新札への交換サービスを開始しています。昨日は新デザインの500香港ドルの発行日であったこともあり、お年玉用として新デザイン札を入手しようと人々が集まり各銀行に長蛇の列ができました。
今回の当記事ではお年玉の相場や渡し方などを案内しますのでご参考ください。
お年玉を配る期間は、厳密には定められていませんが今年は2月11日(旧正月の始まりから7日間)までに配ることが多いとされています。
香港のお年玉を渡す相手は子供だけではなく「独身者、部下、マンションの警備員、馴染みのレストランの店員」などに感謝の気持ちを込めてお年玉を手渡すのが通常です。日頃よりお世話になっている方には50香港ドル程度、部下や親戚などの関係が近い方には100香港ドル程度、自分の子供には500香港ドル程度、その他の相手には20香港ドル程度が一般相場と考えて金額を設定するとよいでしょう。
お年玉袋の色は魔除けの赤色、または高貴な色である黄色や紫色が多く使用され、お年玉袋の表面には「恭賀新禧(新年の幸福を祝う)」「大吉大利(幸運でうまくいく)」などの縁起の良い言葉が書かれています。お年玉袋は街中の至るお店で販売されており、各銀行でも入手できます。
お年玉を渡す際は、「明けましておめでとう(新年快楽/サンニンファーイロッ)」という挨拶や、「お金持ちになれますように(恭喜發財/ゴンヘイファッチョイ)」という言葉を交わして手渡します。お年玉をもらった場合は、「健康でありますように(身體健康/サンタイギンホーン)」、「思い通りにいきますように(萬事如意/マンシールーイ)」など縁起のよい言葉を返してあげると喜ばれるでしょう。
旧正月まで2週間を切りました。香港で生活されている方はそろそろお年玉の準備を始めてはいかがでしょうか。