港珠澳大橋のバス運行が大混乱
更新日:2018年10月29日
香港、マカオ、珠海を結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」が10月24日に開通して初となる週末、バス運行は大混乱となり観光客からは「2時間待ったがバスに乗れず帰宅できなかった」など怒りの声が殺到していたことがわかりました。
バス運行の大混乱は香港、マカオ、珠海のそれぞれのバス停で発生しており、珠海から香港に戻る観光客は「15分毎にバスがあると聞いていたが実際は1時間待たされた」、香港からマカオに戻る観光客は「2時間待ったがバスに乗れず帰宅できなかった」、ギャラクシーマカオから香港プリンスエドワード行きでも「1時間バスが来なかった」、などと香港メディアが伝えています。
また、港珠澳大橋の利用者数は想定を上回っていたわけではなく、着工前の2008年に予想されていた「車両数9,200~14,000台、利用者数50,000~70,000人/日」に対して開通後3日間(水~金)は「車両数2,000台前後、利用者数31,559~38,457人/日」と大きく下回り、土曜日は「利用者数58,710人/日」、日曜日は午後6時までで「車両数2,080台、利用者数40,832人/日」だったとのことです。
港珠澳大橋の利用をお考えの方は、今回のようなトラブルに巻き込まれないよう現状に注意する必要がありそうです。なお、バス運行会社は複数ありますが、運行準備中である別のバス会社「One Bus Hong Kong Macau」は今回のニュースに対し「我々のバスではチケット所有者の座席を確保している」とコメントしています。