上海ガニのシーズン!10月中旬には香港市場へ

更新日:2018年10月05日
LINEで送る
Pocket

上海ガニ

香港市場への上海ガニの入荷がいよいよ始まります!中国江蘇省蘇州市の陽澄湖(ようちょうこ)では9月21日(金)に上海ガニの漁が解禁されており、10月中旬には香港市場に出回る見込みとなっています。

陽澄湖の地元漁師は、「今年の上海ガニの養殖面積は縮小となったが、上海ガニのサンプリング調査結果をみると、良く成長しており品質も良い。」と話しています。しかし、中国メディアでは気になるニュースもあり、「今年の陽澄湖の上海ガニ生産量は1,300トンと少ない。その影響で中国市場に出回っている陽澄湖産の上海ガニの90%は偽物である。」と報道されています。

香港市場での販売開始について、香港の銅鑼湾にある上海ガニ販売の老舗「老三陽」の責任者は、「9月末は上海ガニの情報が届かなかった。この状況から考えると上海ガニの到着は10月中旬になるだろう。」と話しています。

以前、香港に輸入された上海ガニから許容値を超えるダイオキシンなどの発ガン性化学物質が検出されたことから、香港の衛生局は衛生証明書の提出を義務化しました。そのため、今年も香港市場への出回りが遅れる可能性もありそうです。

ちなみに上海ガニの食べごろですが、専門業者によると、丸ごと蒸した上海ガニを食べるなら10月、11月がベストシーズン。メスの上海ガニを食べるなら沢山の卵を持っている10月、オスの上海ガニを食べるならねっとりとした白子のある11月となるそうです。

皆様もぜひ一度香港で、上海ガニを食してみてはいかがでしょうか。