ハイキングスポットで2日連続の転落事故
更新日:2018年04月04日
4月1日(日)、新界北東部の「石板潭(Shek Pan Tam)」で、42歳女性が写真撮影中に足を滑らせ滝壺に転落して死亡するという事故が発生、さらに4月2日(月)、西貢の「蚺蛇尖(シャープピーク)」で56歳の女性が斜面を転げ落ちヘリコプターで救出される事故が発生しました。ハイキング中の大きな事故が2日連続で発生したとして香港内で大きなニュースとして取り上げられています。
香港には80以上のハイキングコースがありますがハイキングを計画する際は、無理のないコースを選択するように心がけてください。香港政府の漁農自然護理署(AFCD)も「事故が多く、リスクの高いハイキングコース」を以下のように紹介していますので、ハイキングコースを選択の際にお役立てください。
・城門郊野公園の大城石澗
・獅子山郊野公園(ライオン・ロック)の山頂
・西貢東郊野公園のシャープピーク、四疊潭、燕子岩
・船灣郊野公園の新娘潭(ブライド・プール)
・南大嶼郊野公園の狗牙嶺一帯、水澇漕
・北大嶼郊野公園の黃龍坑、彌䃟石澗
・八仙嶺郊野公園の仙姑峰石崖(モンキー・クリフ)、屏南石澗
・大帽山郊野公園の大石石澗
・馬鞍山郊野公園の吊手岩一帯、飛鵝山石崖(自殺崖)
なお、4月1日に事故があった石板潭は新界北東部の八仙嶺郊野公園にあり「多数の甌穴(おうけつ)がある滝壺」として人気の写真撮影スポット。4月2日に事故があったシャープピークは標高486メートル、西貢の美しいビーチや中国本土までもが見渡せる絶景スポットとして人気ですが、ハイリスクなハイキングコースに指定されています。