世界長者番付2018をフォーブスが発表 香港人の億万長者は?

更新日:2018年03月08日
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世界長者番付

フォーブスによる「世界長者番付2018」が発表。香港の1位(世界23位)は香港最大の企業集団・長江実業グループ創業者の李嘉誠(リ・カシン)で資産額349億米ドル、香港2位(世界24位)は不動産会社の恒基兆業地産の創業者李兆基(Lee Shau Kee)で資産額329億米ドル、香港3位(世界50位)はマカオカジノGalaxyなども運営する呂志和(Lui Che Woo)で資産額201億米ドル。日本での1位(世界39位)はソフトバンクの孫正義で資産額227億米ドル、2位(世界55位)はファーストリテイリングの柳井正で資産額195億米ドルとなりました。

世界1位となったのは米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)創業者のジェフ・ベゾスで資産額1120億米ドル、2位は米Microsoft(マイクロソフト)創業者のビル・ゲイツで資産額900億米ドル、世界3位は米著名投資家のウォーレン・バフェットで資産額840億米ドル。アジアの1位(世界17位)となったのは中国のTencent(テンセント)創業者である馬化騰(ポニー・マー)で資産額453億米ドルでした。さらなる詳細はフォーブスのオフィシャルサイト(https://www.forbes.com/billionaires/)にて確認ができます。

香港1位となった李嘉誠ですが、15歳の時に父親を亡くし学校を辞めプラスチック製造工場で勤務した後、親戚から借りたお金で自身のプラスチック製造工場を香港に作り、安価な造花を売り出したところ「ホンコンフラワー」として大当たりし1958年に不動産業に転身、その後香港一の富豪となった人物。

香港2位の李兆基は貧しい家庭で育ち、魚や肉は月に2回しか食べられなかったとフォーブスは紹介していますが、香港のWikipediaなどによると、元々裕福な家庭に育ったと記載されています。香港4位の郭兄弟(郭炳江&郭炳聯)の父である郭得勝と共に不動産ディベロッパー新鴻基地産を立ち上げ大成功し、「アジアの株マスター、香港のバフェット」の異名を持ちます。

香港3位の呂志和は不動産会社の嘉華国際集団の創業者でもあり、元は建築材料を取り扱っていましたが1960年代から不動産投資を始めました。1980年代からはホテル開発や中国本土進出、2002年にはマカオ進出を果たし、2011年にGalaxy(ギャラクシー)をオープンしています。

今回、資産額10億米ドル以上となった大富豪は前年よりも165人増えており、過去最高の2208人となりました。国別では最も多くランクインをした国は米国で585人、2位は中国で373人となりました。

今回のランキングでは、史上初の仮想通貨ビリオネアが現れたことでも話題となっています。