マカオタワーのバンジージャンプで事故発生 観光客が宙吊りに
更新日:2018年01月30日
商業用バンジージャンプで世界一の高さを誇り、ギネスブックにも登録されているマカオタワーの233メートルのバンジージャンプで、昨日、ロシア人男性観光客(30歳)が1時間ほど宙吊りになり、寒さで低体温症を発症するという事故が発生しました。
マカオ消防局によると「14:40頃通報を受け、8台の消防車、34名の消防隊員や救急隊員が出動、70メートルの消防用空中はしごを用いて救出を開始。ロシア人男性は地上50~60メートルの部分で1時間ほど宙吊りになっていた後、意識がある状態で救出され、付き添いの友人と共に救急車で搬送された。」とのことです。
事故の原因は調査中とのことですが、マカオタワーのバンジージャンプの運営者AJハケットによると、気温が低すぎることにより安全システムが誤動作した可能性があるようです。事故発生は2006年の運営開始から初めてとなりました。 現時点ではまだ営業を再開しておらず、安全を守るため調査が続けられるとのことです。
なお、マカオタワーのバンジージャンプを開発したAJハケット氏はニュージーランド出身の実業家で、バンジージャンプを世界に広めるために1987年にパリのエッフェル塔からバンジージャンプをして逮捕されたこともある人物です。1988年にはニュージーランドのオークランドのカワラウ橋で世界初となる商業用のバンジージャンプ(43メートル)をオープンし「建造物から飛ぶ最も高いバンジージャンプ」のギネス記録を達成。2006年にマカオタワーのバンジージャンプ(233メートル)をオープンし、自身のギネス記録を塗り替えました。