ネオン看板が減少する香港 安全面に注意
更新日:2018年01月05日
香港観光の見どころ「路面に突き出るネオン看板(袖看板)」、オープントップバスに乗ると看板ギリギリの走行が体験ができることでも知られています。そんな香港名物のネオン看板ですが、老朽化した看板の撤去が進んでいるため日々減少傾向にある一方、まだまだ危険な看板は存在していると香港メディアが報道しています。
香港政府によると2016年時点で確認された袖看板数は約12万個、2013年9月2日から「無許可看板に関する検査スキーム」プロジェクトが開始され、危険看板撤去の一定の成果をみせました。しかし、2014年から2017年9月に油尖旺(ヤウマーテイ、チムサーチョイ、モンコック)エリアで942件の危険看板が新たに発見。撤去通知が出されましたが、95件はまだ撤去がおこなわれていない状態のようです。
香港のメディアは深水埗(サムスイポー)エリアに、ひどく錆びついた鎖3本で支えられている大きな看板(推定:50ポンド/約23㎏)などを発見。香港では看板落下によるケガ人や死亡事故も発生していますので、街歩きの際にはできる限りの注意を心がけてください。
街中の大きな看板は許可が必要となるため、今後も減少していくと考えられています。多くの観光客に注目されてきたネオン看板が減少するのは寂しいことですが、歩行者の安全を守るためにはやむを得ない対応なのかもしれません。