香港のタバコ事情 増税の動きに

香港の反喫煙団体が「2018年からタバコ税を2倍にすべき」と政府に提案をし話題となっています。タバコ税が2倍になると代表的なタバコ「マールボロ」の価格は57香港ドル（約820円）から95香港ドル（約1,370円）まで値上げ販売されることになります。

香港の喫煙者率は10.5％（2015年時点）と世界的に低い水準ですが、反喫煙団体は喫煙者率を5％程度にすることを目標としています。現在のタバコ税は約67％であり、WHO（世界保健機関）が推奨する75％よりも下回っていること、香港は画像のように先進国よりもタバコ価格が安すぎることを問題として指摘しています。香港大学が実施したアンケート調査でも80％以上が2018年のタバコ税増税に賛成しているようです。

なお、日本のマールボロ価格は470円、タバコにかかる税金は約63％（消費税を含む）と香港よりも低く、喫煙者率は18.2％（2017年5月JT全国たばこ喫煙者率調査）と香港よりも高いという結果が出ています。