年内にハイキングスポットからのゴミ箱を撤去

香港政府の漁農自然護理署が、2017年内にハイキングスポットからの全てのゴミ箱撤去を発表しました。バーベキュー場やキャンプ場に関しても、ゴミ箱の撤去を検討しているようです。

環境保護団体Green Powerが香港市民に対して実施したアンケートでは、約80％がハイキング場所のゴミ箱撤去に賛成、また、50％がハイキング中のゴミは自分で持ち帰る、残りの約50％はゴミ箱を利用していると回答をおこないました。バーベキュー場とキャンプ場のゴミ箱撤去については賛成が約50％となっています。

ハイキングスポットでのゴミ箱はゴミ回収に役立つ一方、週末にはゴミ箱が溢れて、猿や牛などの野生動物が食べ残しを食べて生態系に悪影響を与えたり、風でゴミが飛ばされて海や山を汚染することがあるそうなので、ゴミを持ち帰る習慣が定着することで自然保護の改善にもなりそうです。

なお、政府はバーベキュー場とキャンプ場のゴミ箱撤去に関しては、慎重な検討が必要であるとも発表しています。