人気スポット中環の観覧車が解体?

更新日:2017年09月04日
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中環の観覧車が解体

香港の有名観光スポット「中環(セントラル)ハーバーフロントの観覧車」が8月29日(火)から営業停止となっており、再開までに2年程かかるのではないかと報道されています。

これまでの観覧車運営はスイスのSwiss AEX社がおこなっていましたが、契約更新時の香港政府へのプレゼンテーションでTECL(The Entertainment Corp Ltd)社が、8月29日からの運営権を勝ち取りました。

しかしTECL社は、Swiss AEX社が設置をした観覧車を買い取る資金を準備できなかったため、Swiss AEX社は売却を拒否し9月7日より観覧車を撤去する意向を示しています。TECL社は直径が5メートル小さい新たな観覧車の再設置を予定していますが、少なくとも工事に18ヶ月は掛かる見込みです。

元オーシャンパーク会長は「新しい観覧車を建設している約18ヶ月の期間、TECL社は政府に土地代(月額約2,100万円)を払い続ける必要がありその期間は売上も発生しない。お金の無駄であることは明らか。」とコメント。

ランカイフォングループ会長のAllan氏は「現状の観覧車を使い続けた方がSwiss AEX社とTECL社、そして市民にとってウィン・ウィンである。観覧車を解体して新しいものを作るなんて、ナンセンスだと思う。」とコメント。

中環(セントラル)ハーバーフロントの観覧車は、2014年の12月にオープン以来、ビクトリアハーバーの絶景が眺められるアトラクションとして人気を集め、中環のシンボル的な存在となっていただけに残念です。