歩きスマホで接触し、ナイフで切りつけられる事件が発生

更新日:2017年07月26日
LINEで送る
Pocket

構内 トラブル

昨日午前8:30頃、金鐘(アドミラルティ)駅のホームで、携帯電話の画面を見ながら歩いていた22歳のNg氏が35歳のSo氏とぶつかり争いに発展。So氏はポケットに入っていた刃渡り15センチのアーミーナイフを振り回し、Ng氏と止めに入った27歳のTam氏の2名を殴る・切りつけるなどして逮捕されました。

警察の発表によると、携帯電話の画面を見ながら歩いていたNg氏がSo氏にぶつかった際、So氏が謝罪を要求をしたが謝罪をしなかったため腹を立て、暴力をふるいナイフを取り出したようです。その時に近くにいたTam氏がSo氏を強く押したことで、さらに腹を立て大きな喧嘩に発展したとのこと。Ng氏は顔や首にケガを負い病院に搬送、Tam氏も殴られ服を切られましたが、どちらも軽傷で済んだとのことです。

喧嘩の後、So氏は地下鉄で堅尼地城(ケネディタウン)駅まで移動しましたが、後をつけていた駅職員の通報により、暴行および武器所持の疑いで警察に逮捕されました。また、喧嘩を止めに入ったTam氏も公共の場で喧嘩をしたとの理由で逮捕となりました。

香港メディア「The Standard」は今回の事件を伝えると同時に、「2017年に入り地下鉄でナイフや武器の所持により逮捕されるという事件が複数あった」と伝えています。7月7日には47歳男性が黄大仙駅から藍田駅に向かう車内でナイフ所持で逮捕。3月には精神障害を持つ29歳男性が湾仔駅でナイフ所持により逮捕。1月にはドラッグを使用していた27歳男性が荃湾線セントラル行き車内でナイフを持って自撮りをしていたところ逮捕など。

混雑した駅構内などでは人に接触することもあると思いますが、歩きスマホなどが原因となると大きなトラブルに発展する可能性もありますのでご注意ください。