世界で最も歩く国・地域で香港が1位

更新日:2017年07月13日
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歩数マップ

米スタンフォード大学が、46ヶ国・地域の生活者を対象に「一日あたりの平均歩数」の調査をおこない、1位は香港で6,880歩、2位は中国で6,189歩、3位はウクライナで6,107歩、4位は日本で6,010歩。最下位はインドネシアで3,513歩、世界の平均歩数は約4,961歩という結果となりました。

この結果についてスタンフォード大学の研究者は、「その国や地域が歩行者にとって歩きやすい都市デザインであるかも大きく関係している。インドネシアなどの下位の国や地域は、歩行者にとって不便な都市デザインとなっていることが多い。」と解説しました。

今回の調査は、世界的な問題となっている肥満対策の一環として、世界70万人以上の男女を対象にスマートフォンの歩数測定機能を用いておこなわれました。歩数の国別比較以外にも、同じ国・地域内での「多く歩く人と歩かない人の歩数の差」などのデータ分析もおこなわれ、歩数の差の調査でも香港は最も小さく、アメリカ、オーストラリアやサウジアラビアなどはこの差が非常に大きいという結果になりました。研究者は「この歩数の差が大きい国ほど肥満問題が顕著である」とも解説をおこないました。

現在、スマートフォン利用者は先進国では約70%、開発途上国では約50%となっており、有識者の間では今後もスマートフォンを活用した調査に期待が持たれています。