香港・日本間で金密輸 日本人逮捕者多数
更新日:2017年05月08日
香港で高純度の金(GOLD)を購入して、日本の税関に申告せずに日本国内に持ち込み、消費税8%分程の儲けを得るという金密輸犯罪が多発しています。さらに金密輸の半数以上が香港を経由しておこなわれているとアップルデイリーは伝えました。
香港は消費税がゼロであるうえに金の輸出入制限が設定されていないため、香港から日本に未申告で持ち込まれた金を日本の貴金属店で売った場合、店側は消費税8%分を上乗せした額で買い取ることとなり、「8%」分が密輸者の利益となります。しかし、これは犯罪行為であり、有罪の判決を受けた場合は、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金となりますので、このような誘いには絶対に乗らないようにしてください。日本への金の密輸入で最も多く逮捕されたのは日本人で51%、2番目は韓国人で22%、3番目は中国人(香港人・マカオ人含む)で18%であることもアップルデイリーは伝えています。
また、香港内でも格安日本ツアーと称して、高純度の金2キロを持ち、日本への入国が成功すれば「日本旅行費が無料になり、手数料も支払う。」というツアーも組まれてたこともわかっています。しかし2017年始めに、この首謀者は日本で1億香港ドル(約14.5億円)相当の金を日本当局に取り押さえられたため資金が回らなくなり、自殺したようです。
最近では、金をアクセサリーに変えて密輸入するなど手口は巧妙化されているようです。犯罪行為であると知らずにおこなってしまう人もいるようなので、お気をつけください。