ハイキング強盗対策強化 警察100人が出動

香港の人気ハイキングコースで強盗事件があり、昨日、香港警察100名による大規模な巡回がおこなわれました。場所は長沙湾（チョウサワン）の「鷹巣山（イーグルスネスト）」で、昨年12月には7分間に2件、今年2月に1件の強盗事件が発生したことから今回注意喚起がされることになりました。

昨年12月の事件の犯人は、刃物を持った男性2人組で30-40代、北京語を話していたとのことです。1件目は、1人で歩いている60代の女性が襲われ、2件目は45歳の母親と子供3人の家族が襲われました。どちらも所持していた現金と携帯、アクセサリーが奪われています。今年2月の事件で被害に遭った53歳の女性は、現金と携帯、オクトパスカード（日本で言うSuica）を奪われています。どちらの事件も犯人はまだ捕まっていません。

・強盗に会った際は冷静を保ち犯人の特徴を覚える

獅子山郊野公園（ライオンロックカントリーパーク）にある鷹巣山（イーグルスネスト）は、 3.2㎞と短いルートで気軽に行けるだけでなく、自然豊かな木々に囲まれた道を歩くと、ダムや九龍の景色が見えたり、野生の猿に出会えたりと内容も豊富なコースです。折角の楽しいハイキングが強盗達のために台無しになってしまうのが残念でなりません。

なお過去には、外国人も多く訪れる香港島の薄扶林水塘郊野公園（ポクフーラムカントリーパーク）でも強盗事件が発生しているため、ハイキングをされる方はご注意ください。