経済自由度指数、香港が23年連続1位
更新日:2017年02月16日
米ヘリテージ財団により世界186ヶ国を対象とした2017年の国別経済自由度指数が発表されました。香港は23年連続1位を獲得し、日本は昨年の20位から大きく順位を落として40位となりました。
経済自由度指数は点数制で評価されており、香港は昨年に比べて1.2点プラスの89.8点。2位はシンガポールで88.6点(0.8点アップ)、3位はニュージーランドで83.7点(2.1点アップ)と評価されています。
香港は、財産権の保護、政府のサポート、労働・通貨の自由度で昨年より評価が高まっています。効率のよい法規制とグローバル化指向が、香港での起業を促進する要因となっていることも高評価の理由となっています。中国貿易の拠点であり、経済自由度も高く評価されている香港は、今後もアジアのビジネスハブとして注目を集め続けることが予想されます。
なお、日本に関しては巨額の財政赤字がプライベートセクターの足を引っ張り、関税障壁や二国間協定での出遅れの影響が出ているようです。