黄埔(ウォンポー)賃料急上昇 赤字店続出
更新日:2016年11月28日
多くの日本人が居住するホンハムの黄埔(ウォンポー)。10月23日に地下鉄が開通し、駅前付近の店舗賃料が急激に30%近くも上昇しましたが、客足は増えず赤字店舗が続出していると騒ぎになっています。
黄埔駅(A出口)付近のローカルレストラン「龍庭小廚餐廳」の店長は新聞社の取材に対して、「地下鉄開通により賃料は30%上昇した。当初は20%近く客足が増えたが、現在は減少傾向となっており大きな損失が出ている。」と語っており、同じくA出口付近で「新聞・タバコ店」を営む店主は、「地下鉄工事の作業員がタバコやドリンクを買ってくれたので景気はよかったが、工事終了と同時に売上は激減して経営状態が苦しい。」と語っています。
黄埔駅と直結している日系スーパー「AEON」近くのショッピングエリア「黄埔新天地」付近の個人商店は賃料価格上昇を避けるように2年前から撤退を続けており、大手チェーンに関しては、撤退をチャンスと捉えて空き物件を待っているそうです。
なお、店舗賃料だけでなく、居住用物件も地下鉄オープンにより10%値上がりしているようです。