MTRが2020年までに主要8駅にトイレ設置を決定

更新日:2016年11月04日
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公衆トイレ

駅構内にはトイレが存在しないと考えられている香港ではありますが、2020年までに尖沙咀(チムサーチョイ)、中環(セントラル)、金鐘(アドミラルティ)、茘景(ライキン)、北角(ノースポイント)、油麻地(ヤウマーテイ)、油塘(ヤウトン)、調景嶺(ちょうけいりょう)の8つの主要駅・ハブ駅でトイレが設置されることが「MTR Corporation(MTR)」の正式発表により昨日、明らかになりました。

MTRは香港全域をカバーする路線を運営管理している鉄道会社です。全89駅のうち47駅にトイレが設置されていると公表されていますが、駅員に頼まなければトイレが利用できない、トイレが見つからない、トイレがあってもショッピングモールやマクドナルドに誘導されるなど、基本的に香港のMTRにはトイレはない(または使えない)と考えられているのが一般的です。

今回、8つの駅にトイレが設置されることになった背景には、多くの市民や区議会議員から、「高齢の利用者の多い、茘景駅にトイレがないことは親切ではない」、「日本や台湾の駅はトイレが充実している」などの声がMTRに届いたからだと言われています。最近では2016年1月に旺角(モンコック)と太子(プリンスエドワード)にトイレが新設され便利になったとの評判もありますので、8つの主要駅にも早くトイレが設置され、より快適な交通機関となることを期待したいですね。