ジカ熱感染者、香港で初めて確認される
更新日:2016年08月26日
昨日、38歳の外国籍女性がジカ熱に感染している事が分かりました。香港内でのジカ熱感染者の確認は初めてで、香港衛生署は患者を一時的に隔離していました。
ジカ熱(正式:ジカウイルス感染症)は蚊を媒介して広がるウィルスで、ジカウィルスを持つ蚊に刺されることで感染します。潜伏期間は2~7日、ほとんどの場合は症状に現れないようですが、発症すると発疹・発熱・結膜炎・筋肉痛や関節痛などが起こり、特に妊婦への影響が大きく、感染すると生まれてくる子供が「小頭症」になる可能性が高いとされていますので、妊婦の友人がお近くにいる場合は知らせしてあげて頂けると幸いです。
ちなみに、この感染者女性は將軍澳のロハスパーク(LOHAS Park)に住んでおり、セントラルのIFCで勤めているとのこと。カリブ海のセント・バーソロミュー島への家族旅行で感染したとみられており、8月20日に眼が腫れる、関節痛が起きるなどの症状はあったもののイミグレーションでの自己申告をせずに8月22日に香港に帰国したようです。8月23日に香港の病院に行き、検査により25日に感染が発覚したようです。
夏休み期間中は多くの方が旅行での移動をおこないます。現在、衛生署はジカ熱感染者が増えないよう対応を進めると同時に、蚊が発生しないようにバケツなどに水をためない、蚊の多い場所を避けるなどの自己防衛をおこなうようにと伝えています。