お盆期間中の香港。心霊スポットに日本兵が
日本のお盆休みは終了しましたが、香港では8月3日から8月31日までがお盆期間(休日ではない)です。「地獄の門が開く日」と伝えられており、街中に鬼や幽霊が大量上陸するようです。
香港の中心地域である金鐘(アドミラルティ)のパシフィックプレイスは、日本兵の幽霊がでる商業ビルとして有名です。今回の記事では、幽霊がでる理由や各スポットを一部、取り上げてみたいと思います。
・パシフィックプレイス(金鐘)以前、この場所には日本軍の兵舎があり、戦争で命を落とした軍人が真夜中に行進をおこなう姿が目撃されるようです。監視カメラにもその姿が映ったり、某イギリス系ファッションブランドの試着室では幽霊に手を引っ張られたという証言もあるのだとか。
・スタンレー(赤柱)日本軍とイギリス軍が激しい攻防を繰り広げた場所で、劣勢となったイギリス軍が「敵軍に捕まるよりは!」との思いで、海に飛び込み命を落としたと言われている。この付近の海ではイギリス軍の海に飛び込む音が聞こえるのだとか。
・加連威老道31(チムサーチョイ)1999年に「ハローキティ殺人事件」があったアパートで、監禁された女性がバラバラ死体にされハローキティの人形に詰め込まれた事件である。被害者の女性の霊が出るとされ今でも入居者がいない。
・新娘潭(新界の滝つぼ)ハイキングトレイルの人気スポットだが、新娘潭とはBride’s Pool(花嫁のプール)という意味で、かつて嵐の日に花婿に会いに行く途中で溺れ死んだ花嫁にちなんで名づけられた。周辺での交通事故も多発している。
その他にも、湾仔のシップストリートの南固台洋館、日本人が多く住む大埔(タイポー)のショッピングセンター「運頭塘」も幽霊が現れる場所と言われており、どちらも日本軍が関係した場所となっています。
なお、幽霊が見えるという香港人の情報によると、日本の幽霊はうっすらしているが、香港の幽霊は主張が激しく、普通の人間と同じくらいはっきりと見えるのだとか。