香港のゴミ箱デザイン変更、ゴミ箱撤去も進む
更新日:2016年06月07日
香港には、容量130リットルの灰皿付きの大きなゴミ箱が街中のいたる所に設置されていますが、灰皿部分やゴミ箱の付近にゴミを捨てる人が多いことが以前より問題視されており、食物環境衛生署はその対策としてゴミ箱数を大幅に減らすとともに、写真のようにゴミ箱の口を小さくする対策を来週より実施すると発表しました。
香港にはゴミ箱42,000個(2014年時点)が設置されており、この数はシンガポールの6倍、ソウルの10倍、台北の14倍であることが各国政府の調査によりわかっています。各機関はゴミ箱数がゴミ排出の増加に関係していると考え、2015年~2016年にかけて15%の街中のゴミ箱撤去、公園やハイキングトレイルのゴミ箱撤去を進めている状況です。
しかし香港市民からは、目に見えた結果が見られていないことから、ゴミ箱数が減少により、ゴミやタバコのポイ捨てが増加していくのではないか?との不安の声も上がっているようです。
日本は世界的にみてもゴミ箱が少ない国ですが、街がきれいに保たれています。香港BSではゴミ箱数減少により街のごみが減るのではないか。と考えていますが、皆さまはどのようにお考えでしょうか?