中国人による海外不動産購入が加速
更新日:2015年07月13日
中国国内の株価暴落や中国バブルの崩壊を懸念し、中国人富裕層による海外不動産購入が加速しています。特にイギリス、オーストラリア、カナダでの不動産購入が注目されているようです。(中国金融メディア)
中国以外にある海外不動産エージェントの話によると、中国株式市場の暴落日より中国人富裕層からの「中国株式を売却して海外の不動産を購入したい。」という相談が相次いでいるようです。
イギリスのロンドンにある不動産業者は、中国富裕層に対して2,500万(47億5千万円)から1.5億ポンド(約285億円)の不動産を紹介したと話しており、オーストラリアの不動産業者では、1人の中国人に対して1,380万オーストラリアドル(約12億5千万)の物件を2つ紹介したと話しています。
中国バブル崩壊がささやかれ中国経済が不安定である限り、中国人富裕層による海外への資産移転は益々増え続けるのではないかと考えられています。
なお、世界の富裕層に向けて海外投資や市民権獲得をサポートしているLio Global社によると、2000年から2014年の間に91,000人もの中国人富裕層(純資産100万米ドル以上)がアメリカ、香港、シンガポールやイギリスの市民権を獲得したと発表しています。