香港での不動産の賃貸と購入について
香港での不動産の賃貸と購入に関するページです。当社では住宅とオフィスだけでなく、飲食店(レストラン)や店舗(ショップ)など、幅広い不動産物件をご案内しています。当社が提携している広域なローカル不動産会社とのネットワークを活用して、皆様のご要望にベストマッチする不動産をご紹介いたします。
香港の不動産価格は世界トップクラスであり、賃貸物件も購入物件も東京中心部よりも高額となることが殆どです。香港は人口密度が高く、低税率でビジネス環境が整っているため、世界中から沢山の企業(人)やお金が流入してくることから、不動産投資も活発で賃貸価格は常に上昇傾向にあります。
香港の空き物件情報の確認方法は2つあり、1つ目は不動産ライセンスを持つ者であればアクセスできる「業者用データベース」を活用する方法、2つ目は不動産会社が独自に管理している「管理物件」から物件を探す方法です。管理物件を沢山取り扱っている不動産会社は、物件オーナーや不動産会社からの信頼が厚いと考えることができるため、多くの優良物件を持っており、価格交渉や備品買換えなどの交渉でも有利な契約ができる可能性があります。当社に不動産の相談をいただければ、管理物件を多く持ち、高い交渉力があり、日本語も堪能な香港内で最も信頼している不動産会社を直接紹介いたします。
当社で紹介できる不動産の種類
当社でご紹介できる不動産の種類は、住宅物件、オフィス物件、飲食店・ショップ物件となり、賃貸と購入に対応しています。住宅物件とオフィス物件では、当社独自の広域なローカル不動産ネットワークを活用して管理物件を沢山紹介することが可能です。飲食店・ショップにおいては、路面を含む一般的な店舗物件や市場には出回らないショッピングモール内の物件案内も可能です。
住宅・マンションの賃貸と購入
香港の住宅の9割以上はマンションタイプです。物件価格は東京の中心部よりも高く、家賃相場の目安は、20平米(215スクエアフィート)の住宅で12,000香港ドル以上となります。賃貸契約で必要となる初期費用は仲介料、保証金2ヶ月分、1ヶ月目の家賃の計4ヶ月分です。マンション購入では50平米(538スクエアフィート)の物件で1億円以上が目安であり、ご要望に応じて価格交渉などを的確にサポートします。日本人には通勤通学に便利な立地、日系スーパーが近い物件が人気です。住宅物件をお探しの方はお気軽にお問合せください。
オフィス・事務所の賃貸物件
当社が紹介できるオフィス物件は、一般的オフィス(事務所)、工場、倉庫などとなります。家賃は地域により、広さ1,000sq.ft.(約93平米)のオフィス物件の場合、中環(セントラル)で6万~10万香港ドル、尖沙咀(チムサーチョイ)で3万~5万香港ドル、沙田(シャーティン)で2万~5万香港ドルとお考えください。初期費用は前家賃を含めて4カ月分が基本ですが、短期契約ができるオフィス物件などでは初期費用が掛からないケースがあります。オフィス・事務所をお探しの方はお気軽にお問合せください。
飲食店やショップの物件
当社は飲食店やショップの物件紹介に強みを持っている会社であり、路面を含む一般的な店舗物件の紹介から、市場には出回らないショッピングモール内の物件なども紹介することができます。家賃はエリア、路面、低階層・高階層などで大きく変わるため、こだわりの条件があればご連絡ください。初期費用は前家賃を含めて5カ月分が基本となり、日本に比べて初期費用は抑えられます。また、香港では日本ブランドの人気が高く、新ブランドの進出には注目が集まります。飲食店やショップの物件をお探しの方は、以下のボタンからも詳細がご確認いただけます。
香港の各エリアをご紹介(香港島、九龍、新界)
香港の面積は東京都の半分ほどであり3つのエリア「香港島、九龍、新界」に分かれています。香港の各エリアの特徴を以下にご紹介しますので不動産の選定にご活用ください。
香港島エリア
香港島エリアには、中環(セントラル)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)という香港最大の繁華街があり、金融業界を初めとする多くの企業がオフィスを構えています。その中間に位置する金鐘(アドミラルティ)と湾仔(ワンチャイ)には香港政府の本部や各施設が集まっています。
香港島に住む多くの日本人は、日系スーパー「APITA」や「AEON」がある太古(タイクー)や、その隣の西湾河(サイワンホー)のマンションに住んでいます。マンション名では、タイクーシン(太古城)、コーンヒル(康怡花園)、グランド・プロムナ-ド(嘉亨灣)、ラ・セゾン(逸濤灣)などが有名で、日本人学校へのスクールバスも出ています。九龍(カオルーン)エリア
九龍エリアの中心は、観光客に人気の尖沙咀(チムサーチョイ)と旺角(モンコック)と言えます。尖沙咀周辺には、香港と中国大陸をつなぐ路線の発着駅が集まることから、製造業を中心とした多くの日系企業がオフィスを構えています。
また、九龍エリアに住む多くの日本人は、日系スーパー「AEON」がある黄埔(ウォンポー)、その隣の紅磡(ホンハム)のマンションに住んでいます。マンション名では、ロイヤル ペニンシュラ(半島豪庭)、ラグナベルデ(海逸豪園)、ウォンポーガーデン(黃埔花園) 、ハーバープレイス(海濱南岸)などが有名で、日本人学校へのスクールバスも出ています。新界(ニューテリトリー)エリア
新界エリアは中国に隣接しているため、日系企業では中国本土への訪問が多い会社がオフィスを構えています。香港島と九龍エリアの家賃が高騰したこともあり、新界エリアに住む日本人は年々増えています。
新界エリアの沙田(シャーティン)においては、香港内と中国本土への移動が便利なことに加え、沙田駅直結の大型ショッピングモールもあることから人気です。マンション名ではフェスティバルシティ(名城)、パラッゾ(御龍山)、ロイヤルアスコット(駿景園)が築年数の浅い人気物件であり、日本人学校へのスクールバスも出ています。不動産の賃貸契約に必要となる基礎知識と流れ
不動産の賃貸契約に必要となる基礎知識と流れを簡単にまとめましたのでご参考ください。
不動産の条件について
エリア、家賃、築年数、間取り、広さ、日当たり、お風呂、セキュリティ、騒音、周囲の環境、家具(設備)の有無、ペットなどの条件をあらかじめ決定しておくことで、不動産選定でのミスマッチを避けることができます。条件が決まりましたら不動産サイトなどを活用して事前調査をおこなっても良いでしょう。必要資金を知る
不動産の賃貸契約に必要となる基本費用は家賃4ヶ月分であり詳細は以下となります。事前に資金準備をしておけば、お気に入り物件を素早く抑えることができます。
- 仲介手数料:
- 家賃の0.5~1ヶ月分(通常0.5ヶ月分)
- 仮契約の手付金:
- 家賃の1ヶ月分(賃貸開始後、前払家賃に充当されます)
- 保証金(敷金):
- 家賃の2~4ヶ月分(退去時、内装や備品に問題がなければ返金)
- 印紙税:
- 「年間家賃 × 0.5% + HK$5」を貸主と借主で折半
必要書類を準備する
個人が賃貸契約をおこなう場合「パスポートもしくは香港ID」が必要です。法人が賃貸契約をおこなう場合は個人の必要書類に加えて「商業登記証(BR)、カンパニーチョップ(社印)」が必要書類となります。賃貸契約の一般的な流れ
- 検討エリアや希望条件などの詳細を当社にお知らせください。
- 希望内容に沿った不動産物件を厳選し、ご連絡を差し上げます。
- 気になる物件があれば、物件に適した不動産会社をご紹介します。
- 不動産会社から、詳細情報や内見可能な日時などをご連絡します。
- 内見後に希望物件があれば、不動産会社が大家との条件交渉をおこないます。
- 条件交渉の成立後、仮契約および手付金を支払い、物件を押さえます。
- 本契約を締結し、保証金、印紙税、不動産仲介料を支払います。
- 入居者、大家、不動産会社が立ち合いの下、鍵を受取り入居完了となります。
不動産の物件購入に必要となる基礎知識と流れ
不動産の物件購入に必要となる基礎知識と流れを簡単にまとめましたのでご参考ください。
不動産の条件について
新築か中古、エリア、家賃、築年数、間取り、広さ、日当たり、お風呂、セキュリティ、騒音、周囲の環境、家具(設備)の有無、ペットなどの条件をあらかじめ決定しておくことで、不動産の物件選定でのミスマッチを避けることができます。新築物件は、申込後に当選した者が購入でき開発途中のマンションの物件引き渡しは1年以上先となることがあります。中古物件は2ヶ月程度で売買手続きが完了するのが基本となります。条件が決まれば不動産サイトなどを活用して事前調査をおこなっても良いでしょう。必要資金を知る
不動産の購入(住宅物件の購入)に必要となる資金や税金は以下となります。必要資金が不足している場合は住宅ローンなどを活用することが可能です。
- 物件購入額:
- 購入価格(50-90%は住宅ローンにできる場合がある。)
- 仲介手数料:
- 新築の場合は不要。中古の場合は購入価格の1%。
- 弁護士費用:
- 新築は5,000~30,000香港ドル。中古は約15,000香港ドル。
- 買主印紙税(BSD):
- 購入価格の15%(※ 永住権保有者には掛かりません)
- 従価印紙税(AVD):
- 住宅物件を持たない永住権保有者は以下表の税金が適用。
その他の方は、物件購入額の15%が税金として掛かります。
通貨単位:香港ドル
物件購入価格 | 印紙税額 | |
---|---|---|
2,000,000以下 | 100 | |
2,000,000超 | 2,351,760以下 | 100 + 2,000,000を超えた部分の10% |
2,351,760超 | 3,000,000以下 | 1.5% |
3,000,000超 | 3,290,320以下 | 45,000 + 3,000,000を超えた部分の10% |
3,290,320超 | 4,000,000以下 | 2.25% |
4,000,000超 | 4,428,570以下 | 90,000 + 4,000,000を超えた部分の10% |
4,428,570超 | 6,000,000以下 | 3% |
6,000,000超 | 6,720,000以下 | 180,000 + 6,000,000を超えた部分の10% |
6,720,000超 | 20,000,000以下 | 3.75% |
20,000,000超 | 21,739,120以下 | 750,000 + 20,000,000を超えた部分の10% |
21,739,120超 | 4.25% |
必要書類を準備する
個人で不動産の売買契約をおこなう場合は「パスポートもしくは香港ID」が必要です。法人が売買契約をする場合は個人の必要書類に加えて「商業登記証(BR)、カンパニーチョップ(社印)」が必要となります。
マンション購入(住宅購入)までの流れ
- 検討エリアや希望条件や予算などの情報をお知らせ頂きます。
- 希望内容に沿った住宅物件を調査し、ご連絡を差し上げます。
- 希望物件が見つかり次第、取扱いしている不動産会社をお知らせします。
- 内見申請により、不動産会社から内見可能日や詳細が届きます。
- 購入を希望する場合は、条件交渉や購入申請の手続きをおこないます。
- 住宅ローンをご利用の方は、事前に銀行へ融資額を確認します。
- 条件確認後、仮契約および手付金を支払い、物件を仮押さえします。
- 仮契約から約14日後に弁護士事務所で本契約、売買代金や費用を支払います。
- 本契約成立時もしくは物件引き渡し時に、鍵を受取り購入完了となります。