パリ・ポンピドゥー・センターによる美術展が開催
更新日:2021年06月03日
5月21日から9月15日まで、香港アートミュージアムで「MYTHOLOGIES— Surrealism and Beyond, Masterpieces from Centre Pompidou/超現實之外—巴黎龐比度中心藏品展」が開催されます。会場内にはパリのポンピドゥー・センターが所蔵する、シュルレアリスムの絵画やオブジェなどが100点以上展示されています。
シュルレアリスムとは、1924年にフランスの詩人アンドレ・ブルトンが、文化の急激な変革を目指して「シュルレアリスム(超現実主義)宣言」を行ったことより始まりました。シュルはフランス語で「強度、過度」といった意味を表し、日本語では「超現実」と訳されます。
シュルレアリスムを支持する芸術家は「シュルレアリスト」と呼ばれており、精神分析学の創始者として知られるオーストリアの精神科医のジークムント・フロイトの無意識の理論から強い影響を受けているとされています。シュルレアリストにとっての「超現実」は、無意識の世界、夢の世界など自分自身がコントロールできない世界のことで、彼らはその世界を模索し、表現しようとしました。
今回の展示会では、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、アンドレ・マッソンなど有名な芸術家の作品が数多く展示されています。
MYTHOLOGIES— Surrealism and Beyond, Masterpieces from Centre Pompidou/超現實之外—巴黎龐比度中心藏品展
開催日:5月21日~9月15日
場所:香港芸術館(Hong Kong Museum of Art)
入場料:30香港ドル(団体割引などあり)