「長洲島饅頭祭り」が5月22日に開催

更新日:2018年03月31日
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饅頭祭り 2018

毎年盛大に行われる「長洲島饅頭祭り」が、今年は5月22日に開催されます。伝統行事である「饅頭取りレース」や「飄色(ピウセッ)パレード」がおこなわれるほか、今年は日本のサンリオと提携したキティちゃんなどのキャラクター饅頭も登場するようです。

長洲島饅頭祭りの正式名称は「長洲太平清醮」で、「太平=平和、穏やか」「清醮=神様に感謝する」との意味があります。その昔、長州島で疫病が大流行した時に、困った島の人々が神様に祈りを捧げたところ疫病が静まりました。その後、毎年旧暦4月上旬(太陽暦5月頃)に神様への感謝と亡くなった人々への鎮魂の意を込め、このお祭りがおこなわれるようになったそうです。

目玉行事である「饅頭取りレース」について、1978年までの饅頭祭りでは神様へ奉納する3つの饅頭タワー(包山)に本物の饅頭が約3万個も取り付けられ、多くの人が一度に饅頭タワーによじ登り饅頭を奪い合うという行事がおこなわれていましたが、1978年に饅頭タワーが倒れ24名もの負傷者が出るという事故をきっかけに約30年間中止されていました。その後、長州島民と香港政府の間で調整がおこなわれ2005年に復活し、「饅頭タワーに登る人数は予選突破した12名(うち女性2名)」「参加者は事前に訓練」「安全ロープの装着義務化」などの安全対策が講じられています。

現在おこなわれている「饅頭取りレース」のルールは非常にシンプルで、9,000個のプラスチック製饅頭が取り付けられた高さ14メートルの饅頭塔によじ登り、3分間で饅頭をいくつ取れるかを競います。高い場所に取り付けられている饅頭を取れば高得点で、参加者はスタートと同時に一気に上を目指して登ります。

また、饅頭祭りのもう1つの見どころ「飄色(ピウセッ)パレード」では、子供達が歴史・伝説上の有名人物や最近話題となった人物に変装し、空高く持ちあげられ宙を漂うという不思議なパレードを見ることができます。今年は香港政府の補助金バラマキ問題を風刺し、香港財政長官陳茂波(Paul Chan)に扮した子供が現れるのだとか。

2014年にはアメリカのタイム誌で「世界の奇祭10選」にも選ばれた「長洲島饅頭祭り」。興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

長洲島饅頭祭り
日時:2018年5月19日~23日(饅頭取りレース:22日夜11時30分より)
行き方:香港中環フェリー乗り場5番(Pier5)より船
フェリー時刻:約30分毎に出航