2026年「アジアのベストレストラン50」、香港がトップ2独占
2026年版「アジアのベストレストラン50(Asia’s 50 Best Restaurants)」が発表され、香港の「The Chairman(大班樓)」が1位、同じく香港の「Wing(永)」が2位に選ばれました。香港のレストランがトップ2を独占する結果となっています。また、授賞式が香港で開催されるのは今回が初めてで、都市としての「食」の実力を国際的に強く印象づける機会となりました。
トップ50には、香港から6店舗、日本から8店舗がランクインしました。
1位 The Chairman(大班樓/香港)
香港・中環にある粤菜の名店。華南地方の伝統食材と調理法を重視し、乾物や季節性を軸とした料理で知られる。2021年に続き、2度目のアジア最高位を獲得。派手な演出を排し、素材の本質を引き出す姿勢が特徴。
2位 Wing(永/香港)
同じく中環にある現代中国料理店。香港生まれカナダ育ちの鄭永麒(Vicky Cheng)が、独学で中華と高級フレンチを融合。中国八大料理の理論を再構成したコースを提供する。
3位 Gaggan(バンコク)
インド料理をベースにした革新的ガストロノミーで知られる一軒。実験的なコースと体験型のダイニングが特徴で、2025年は1位を獲得していた。
4位 Mingles(ソウル)
韓国の伝統料理を現代的に再解釈したファインダイニング。韓国料理の技法と西洋的構成を融合し、ミシュラン三つ星も獲得している。
5位 Nusara(バンコク)
タイ宮廷料理の流れを汲みつつ、洗練されたコースとして再構築。歴史性を重視しながら、現代的な表現で評価を受けている。
6位 Meet the Bund(遇外滩/上海)
福建料理(閩菜)をコース形式で再構成し、国際的な評価を高めているファインダイニング。
7位 Chef Tam’s Seasons(譚卉/マカオ)
中国料理界の重鎮・譚國鋒による高級中華。季節感を重視し、クラシックな広東料理を軸に展開する。
8位 Gaggan at Louis Vuitton(バンコク)
Gagganの世界観を、ルイ・ヴィトンの空間で展開するコンセプトレストラン。
9位 Ling Long(凌瓏/上海)
江南料理をベースに、繊細な味の構成と現代的な表現で評価されている。
10位 Ru Yuan(如院/杭州)
杭州料理を基盤に、地方料理の伝統と職人技を現代的な高級料理として再構築。
トップ10以外では、香港からは24位に「Neighborhood」、32位に「Estro」、35位に「Caprice」、46位に「MONO」がランクインしています。中華に限らず、欧州やラテンアメリカ料理まで幅広く評価されており、香港の多様な食文化が国際的に認められています。
日本からは、13位に大阪のフレンチの名店「La Cime(ラ・シーム)」、16位にフォーシーズンズホテル東京・丸の内のモダンフレンチ「Sézanne(セザン)」、21位に中国料理を日本的な精緻さで表現する「Sazenka(茶禅華)」、28位にペルー料理を基盤に日本と南米の食材を融合させた「MAZ(マス)」がランクインしました。
さらに、31位に日本の食材とフレンチ技法を融合させた「Florilège(フロリレージュ)」、33位に和食の精神性と現代的な表現を融合させた「Myoujyaku(明寂)」、34位に北欧料理の影響も感じさせるモダン料理「Crony(クローニー)」、37位にサステナブル・ガストロノミーを代表する里山料理のコンセプト「Narisawa(ナリサワ)」がランクインしました。
今回ランクインした日本のレストランには、フレンチ、中国料理、日本料理など多様なジャンルを土台に、他地域の要素も取り入れながら、日本的な感性で再構成するスタイルが見られます。
「アジアのベストレストラン50(Asia’s 50 Best Restaurants)」のランキングは以下オフィシャルサイトから確認できます。
https://www.theworlds50best.com/asia/en/list/1-50
