香港と日本の給与、見えてくる賃金水準の違い

更新日:2026年03月25日
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賃金水準

香港政府の統計局は、2025年5月〜6月の香港の従業員の月収中央値を、前年比3.5%増の21,200香港ドル(約429,902円)と発表しました。一方、日本では、厚生労働省によると、2025年のフルタイム労働者の平均月給は340,600円で、過去最高となりました。男女別では、男性が373,400円、女性が285,900円でした。

香港は「中央値」、日本は「平均値」と指標が違うため、そのまま単純に比較することはできませんが、香港は一般的な労働者層の収入水準、日本は全体の賃金水準を示しているため、だいたいの位置関係や傾向は見えてきます。

香港では業界別にみると、最も高かったのは「教育・行政(政府機関を除く)」で、34,100香港ドル(約691,493円)でした。次いで「金融・保険業」が34,000香港ドル(約689,465円)、「電気・ガス供給、下水道、廃棄物管理、環境サービス業」が32,200香港ドル(約652,964円)と続きました。低水準の業種では、「小売業」が15,000香港ドル(約304,176円)で最も低く、「不動産管理、警備、清掃サービス」が15,500香港ドル(約314,315円)、「飲食業」が15,800香港ドル(約320,399円)となっています。

日本では、「電気・ガス・熱供給・水道業」が444,000円で最も高く、「学術研究、専門・技術サービス業」が440,300円と続きました。最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」で277,200円でした。

時給でみると、香港の中央値は85.7香港ドル(約1,738円)で、前年比3.4%増加しました。男女別では、男性が96.8香港ドル(約1,963円)、女性が75.8香港ドル(約1,537円)となっています。これに対し、日本の全産業平均は2,329円で、男性は2,611円、女性は1,945円となっています。フルタイムは2,540円、パートタイムは1,414円です。

香港の年齢層別では、15~24歳が15,200香港ドル(約308,232円)、25〜34歳が22,900香港ドル(約464,375円)、35〜44歳が25,000香港ドル(約506,960円)、45〜54歳が21,500香港ドル(約435,985円)、55歳以上が17,000香港ドル(約344,733円)となっています。また、学歴別では、大卒以上が31,500香港ドル(約638,769円)であるのに対し、高卒は18,800香港ドル(約381,234円)と大きな差がみられます。