香港の強奪事件に関与か?暴力団7人逮捕
今年1月、東京と香港で現金を狙った強奪事件が相次ぎました。警視庁は、上野と羽田空港で起きた事件について同一グループによる一連の犯行とみて、山口組系を含む暴力団関係者ら7人を逮捕し、香港での事件との関連も視野に捜査しています。
発端は1月29日夜、上野の路上で香港へ持ち込む予定だった現金約4億2300万円入りのスーツケース3個が奪われた事件です。翌30日未明には羽田空港の駐車場で、約1億9000万円を積んだ車が襲撃されました。さらに同日朝には香港・上環の両替店前で、約5100万円入りのリュックサックが奪われる事件も発生しました。
警視庁は、上野と羽田の事件は計画的に行われた可能性が高いとみています。今回逮捕された7人のうち3人は、山口組・住吉会・極東会の傘下組織の関係者とされ、実行役や逃走用車両の手配役、指示・運転役などに分かれて犯行に関与した疑いが持たれています。
被害者側は、香港で金(ゴールド)を買い付ける資金を運んでいたと説明しており、報酬を受け取る形で資金の持ち運びに関わっていたと話しています。羽田で襲われた男性は、過去にも現金を狙われた可能性があるということです。
一方、香港では1月31日、警察が男女6人を逮捕しました。内訳は日本人3人、中国本土出身者2人、香港人1人です。日本人のうち1人は被害を届け出た人物で、運搬ルートや日程の情報を外部に伝えていた疑いがあるとみられています。東京での事件との関係は現時点では明確になっておらず、日港双方の当局が引き続き調べています。
また上環では2025年12月にも、両替店前で現金約10億円が奪われる事件が起きています。日本円の現金が集まりやすい地域であることや、金価格の上昇を背景に不正な資金移動が活発化している可能性も指摘されており、警察や税関は警戒を強めています。
