中東情勢悪化で香港の航空や旅行、郵便にも影響

更新日:2026年03月02日
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アラブ

中東情勢の急激な悪化を受けて、香港の航空会社や旅行、郵便サービスに大きな影響が出ています。まず、キャセイパシフィック航空は、リヤド(サウジアラビア)とドバイ(アラブ首長国連邦)発着の便を一時的に運休すると発表しました。公式ウェブサイトの発表によると、対象便の旅客は3月7日までの予約について無料で変更や払い戻しができる特別措置が適用されるとしています。

香港の大手旅行代理店である縱橫遊WWPKGは、3月10日までに出発予定だったUAE(アラブ首長国連邦)向けの団体ツアーをすべてキャンセルし、参加者へ全額返金すると発表しました。

また、香港郵政は、サウジアラビアおよびUAEへの航空郵便サービスを、追って通知があるまで停止すると発表しました。これに加えて、これらの国を経由する他国宛の航空郵便も停止対象となります。

2月28日、米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃に踏み切り、イランは中東地域全体にミサイルと無人攻撃機で報復攻撃を行い、湾岸地域のいくつかの空港も攻撃を受けるなど紛争が拡大しています。国際便の利用者数が世界で最も多いドバイ国際空港では、空港の一部が損傷し、全ての航空便の運航が停止されています。複数の空港で大規模な混乱が生じ、数千便に上る航空便が欠航や遅延など影響を受けています。

この状況で、数百人の香港人旅行者がドバイから帰国できず立ち往生しているとの報道もあります。香港の旅行会社手配の団体ツアーで現在ドバイに滞在している旅行者については、現段階で全員の無事が確認されています。観光中の安全に関する具体的な被害報告は現時点で出ていませんが、帰国便の遅延や旅程変更について心配する声が高まっています。