香港で「スマホ当たり屋」詐欺に注意呼びかけ

更新日:2026年02月10日
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当たり屋

1月30日、香港人の男性が尖沙咀のウォーターフロントでジョギング中、ぶつかってきた男性と接触しました。その際、相手の男性のスマートフォンが地面に落下し、直後に修理費などの損害賠償を求められる事態となりました。男性はこの出来事を、いわゆる「スマホ当たり屋詐欺」だったとして、ソーシャルメディア(Threads)に体験談を投稿し、注意を呼びかけています。

「当たり屋」といえば、従来は故意に車にぶつかり、運転手から治療費をだまし取る手口が代表的でしたが、世界的な傾向として、繁華街など人通りの多い場所を中心に、歩行者にわざとぶつかり、壊れているスマートフォンを落として金銭を要求するという新たな手口も確認されています。

今回のケースでは、接触時に携帯電話を落とした男性が、広東語で「音声は出るが映像が出ない」と説明し、修理費の半額を負担するよう要求してきたといいます。違和感を覚えた香港人男性は、「今は持ち物をすべて持っていないため、ジムに取りに戻らなければならない」と伝え、その場を離れようとしました。

その際、相手の男性は「携帯電話を触ってみろ」と求めましたが、指紋を残すことを警戒した男性はこれを拒否しました。その後、男性は無事に立ち去ることができ、被害には至らなかったとしています。

男性は、「相手は広東語を話していたものの、こちらの言っていることが分からないと何度も繰り返していたため、地元の人ではないと感じた」と振り返り、「旧正月前には詐欺師が増えるので注意してほしい」と呼びかけています。

この体験談に対し、ネット上では「冷静な判断が被害を防いだ」「本当に注意が必要だ。次は骨董品を壊したと言いがかりをつけられ、高額な賠償を求められるかもしれない」といった声が上がりました。また、「路上で金銭や物品の損害を主張された場合は安易に応じず、警察に通報するべきだ」と注意を促す意見も寄せられています。