香港初の日式ラーメン「一平安」ミラプレイス店が閉店
香港初の日式ラーメン「一平安」のミラプレイス店が1月26日をもって閉店すること、SNSで話題の行列ができる元朗の茶餐廳「大寶冰室」が2号店をソフトオープンしたこと、12万香港ドルを超えるゴールドや宝石類の取引を無登録で行っていた香港法人の取締役が逮捕されたことをお伝えします。
■香港初の日式ラーメン「一平安」ミラプレイス店が閉店
香港初の日本式ラーメン店と称され、日本人によって創業された「麵屋一平安(Ippei-an)」は、尖沙咀のショッピングモール美麗華(ミラプレイス)にある店舗を、2026年1月26日(月)をもって閉店すると発表しました。約20年にわたり営業を続けてきましたが、家賃高騰を背景に賃貸契約が更新されなかったことから、閉店を余儀なくされたと報じられています。この知らせを受け、長年通い続けてきた香港の常連客を中心に、名残を惜しむ声が相次いでいます。
なお、閉店するのは美麗華(ミラプレイス)店のみで、麵屋一平安そのものがなくなるわけではありません。麵屋一平安の本店は1984年に日本人によって創業され、現在も尖東(チムトン)の幸福中心B1階で営業しています。店内には日本の新聞や漫画雑誌、テレビが備えられ、アットホームな雰囲気と丁寧なサービスで、長年にわたり日本人を中心に親しまれてきました。今後も本店では、変わらぬ一平安の味を楽しむことができます。
美麗華(ミラプレイス)店では20種類以上の日本酒に加え、居酒屋メニューも提供され、仕事帰りに立ち寄る常連客も少なくありませんでした。ネット上には、幼稚園児の頃から大学生になるまで通い続けたという声をはじめ、閉店を惜しむコメントが数多く寄せられています。
香港メディア「Yahoo Food」は、創業者の島田逸子さんについて、「当時、香港人のラーメンへの強い愛情に着目し、日本のラーメン文化を香港に持ち込んだ人物で、香港ラーメン界の始祖と呼ぶにふさわしい存在」と紹介しています。同店の看板メニューとしては、来店時に必ず食べたい一品として長崎ちゃんぽんを挙げています。
< 麵屋一平安(Noodle House Ippei-An) チムトン店 >
場所:Shop B1, Energy Plaza, 92 Granville Road, Tsim Sha Tsui(尖沙咀加連威老道92號幸福中心地庫B1號舖)
営業時間:月~日12時~15時、18時~22時
オープンライス:https://www.openrice.com/en/hongkong/r-noodle-house-ippei-an-tsim-sha-tsui-japanese-ramen-r728
■SNS話題、元朗の茶餐廳「大寶冰室」2号店オープン
香港・元朗にある茶餐廳(チャーチャンテーン)「大寶冰室(Da Bo Bing Sat)」が、先月SNSで一気に注目を集め、連日行列ができる人気店となっています。こうした反響を受け、同店は早くも2店舗目を朗屏(ロンピン)駅近くの商業ビル「虹方(The Rainbow)」のグランドフロアでソフトオープンしました。
大寶冰室の1号店は、テーブル数が10卓ほどの小さな店舗です。あるユーザーがThreads(スレッズ)上で「ここの肉餅飯はアジア最優秀だ」などと繰り返し投稿したことをきっかけに、内容がアルゴリズムによって拡散され、多くの「いいね」やシェアを獲得。その影響で、急激に知名度と人気が高まったとみられています。
一方で、急ピッチでの2店舗目出店については、ネット上で懸念の声も上がっています。「急激な人気はオンライン上の一時的なトレンドに過ぎないのではないか」「拡大のスピードが早すぎて無謀だ」といった指摘も見られ、今後の動向に注目が集まっています。
■ゴールド・宝石の無登録取引で会社取締役を逮捕
香港税関は1月19日、12万香港ドルを超える金(ゴールド)やプラチナ、宝石類の取引を無登録で行っていたとして、香港法人の取締役1名を逮捕しました。
香港では、貴金属や宝石を扱う事業者は、原則として12万香港ドル以上の取引(現金・非現金を問わず)を行う前に税関への登録が義務付けられています。登録せずに基準額を超える取引を行った場合、最高10万香港ドルの罰金および最長6か月の禁固刑が科される可能性があります。
この制度は、マネーロンダリングおよびテロ資金対策を目的としたもので、2023年4月1日から施行された「貴金属・宝石販売業者登録制度(Dealers in Precious Metals and Stones Regulatory Regime)」に基づくものです。登録申請は、香港税関の公式ウェブサイトで受け付けています。
