香港の訪問者数が急増、空港旅客数も17%増
更新日:2025年12月22日
ホリデーシーズンを前に、香港の訪問者数が大きく伸びています。12月20日(土)の訪問者数は1日で23万5,586人に達し、その回復ぶりがデータからも確認できます。
このうち、中国本土からの旅行者は18万7,000人以上を占め、10月初めの国慶節ゴールデンウィーク連休以降で最多となりました。また、中国本土以外からの訪問者も約4万8,000人に上り、今年に入ってから1日あたりの人数としては最多を記録しています。これは新型コロナウイルスのパンデミック以降では2番目に多い水準です。
香港政府の文化スポーツ観光局は、これらの数字について「香港が家族旅行とホリデー旅行の双方において、引き続き人気の目的地であることを示している」とコメントしています。実際、クリスマスシーズンを迎えた香港では、街の各所でイルミネーションや期間限定イベントが開催されており、観光客の回遊を後押ししています。
月ごとのデータを見ても回復が続いています。11月の香港の訪問者数は420万人となり、前年同月比で17%増加しました。さらに、1月から11月までの累計訪問者数は約4,520万人に達し、そのうち約76%を中国本土からの旅行者が占めています。累計ベースでも前年比12%増と、着実な成長が続いています。
空の玄関口である香港国際空港でも、同様の動きが見られます。2025年11月の旅客数は519万人となり、前年同月比で17.1%増と大幅な伸びを記録しました。貨物取扱量も48万6,000トンと前年比5.9%増加しています。
特に、東南アジアおよび中国本土からの需要を背景に、乗り継ぎ・トランジット旅客数は前年同月比で50.9%と急増しており、国際ハブとしての機能回復が鮮明になっています。
