香港政府、年末のカウントダウン花火中止を決定

更新日:2025年12月18日
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カウントダウン中止

香港政府は、2025年12月31日にビクトリアハーバーで予定されていた、毎年恒例のカウントダウン花火を中止すると発表しました。花火に代わる新たなカウントダウンイベントは、中環(セントラル)の遮打道(Chater Road)を歩行者天国とし、別の形式で実施される予定です。

今回の中止について、香港政府は正式な理由を公表していませんが、香港メディアSCMPは、先月大埔で発生した大規模火災の影響を受けた判断ではないかと報じています。

この火災は11月26日に大埔の高層住宅群で発生し、160人が死亡する大きな被害となりました。現在も約3,400人が仮設住宅での生活を余儀なくされ、約1,200人がホテルやユースホステルに滞在したまま、被災者の生活再建は道半ばの状況が続いています。

香港政府は声明で、「今年の大晦日のカウントダウンイベントは花火を中止し、市民や観光客と共に新年を迎えるため、異なる形式で開催する」と説明しています。新たなカウントダウンイベントの詳細については、後日、香港政府観光局から発表される予定です。