香港の紅葉スポット大棠楓香林のシーズン到来
香港の紅葉スポットとして有名な大棠楓香林では12月13日から1月11日まで今年のシーズンとなり特にクリスマスから元旦にかけて最も混雑すると予想されていること、香港初の中医学の大型病院である香港中医医院が12月11日に正式オープンしたことをお伝えします。
■香港の紅葉スポット大棠楓香林のシーズン到来
香港の紅葉スポットとして有名な大欖(タイラム)の大棠楓香林では、12月13日から1月11日まで今年のシーズンとなります。漁護署のカントリーパーク護理主任、陳倩慧氏は「今年の紅葉シーズンは昨年よりわずかに短く、約7万人の来園者を見込んでおり、特にクリスマスから元旦にかけて最も混雑する。入場者数制限や予約制導入の可能性も検討している」と案内しています。
大棠楓香林は、新界西部のカントリーパーク「大欖郊野公園(Tai Lam Country Park)」の入口から坂道を少し上ったところにあります。寒さが深まる季節になると、楓香の葉は鮮やかな緑から黄色や赤へと変わり、多くの人が訪れる絶好の撮影スポットとなります。朝の時間帯には、散歩を楽しむ人たちが木陰に設置されたテーブルでくつろぐ姿が見られます。公園内の主要な林道はおよそ400メートルにわたり続き、穏やかな緑の丘や谷を見渡せる美しい景観が広がっています。
漁護署は来園者の増加に対応するため、紅葉シーズン中の土日祝日に、最寄りのMTR朗屏駅と大欖郊野公園を結ぶバスK66A路線を運行します。また、大棠楓香林の仮設トイレは2基から4基に増設される予定です。
なお、香港政府のレジャー及び文化事務署は、以下のページで紅葉指数を案内しており、本日時点では指数は5段階中ゼロとなっています。
https://www.fa.gov.hk/zh/red-leaves.html
■香港初の中医学の病院が正式オープン
香港初の中医学の大型病院「香港中医医院」が、12月11日に正式オープンしました。最初の1か月間の外来診療の予約はすでに満席となっています。現時点では外来診療(料金は180香港ドルから)と日帰り入院のみを提供しており、通常の入院サービスは2年目に開始される予定です。
予約は電話、オンライン、または直接窓口で受け付けています。また、1月中旬には一般の方も施設を見学できるオープンデーを開催する予定です。現在、中医学医師22名、西洋医学医師5名を含む合計271名のスタッフが勤務しており、将来的には800名から1,000名規模のスタッフ増員を目指して採用活動を継続しています。現在稼働している日帰り入院用ベッドは25床で、2030年末までには400床が稼働し、年間最大40万人の外来診療に対応できるようになる見込みです。
さらに、この病院は香港浸会大学、香港中文大学、香港大学の3大学と協定を結び、大学との連携により医療・教育・研究を推進し、香港における中医学発展の拠点となることを目指しています。過去の記事でも、この病院について紹介しています。 https://hongkong-bs.com/topics/2025091001/
