SNSで話題沸騰、元朗の茶餐廳が行列店に

更新日:2025年12月12日
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蓮香樓

香港の元朗にあるカジュアルレストラン「大寶冰室」がSNSで話題沸騰し最近急に行列ができ始めたことが話題となっていること、香港のセントラルにある老舗飲茶レストラン「蓮香樓」が旺角の金魚街に支店を近日オープンする予定であることをお伝えします。なお、香港天文台は、明日から寒冷前線に影響で気温が大幅に低下し、12月14日(日)には最低気温15度まで下がると予想していますので、暖かくしてお過ごしください。

■SNSで話題沸騰、元朗の茶餐廳が行列店に
香港の元朗にあるカジュアルレストラン(茶餐廳/チャーチャンテーン)「大寶冰室(Da Bo Bing Sat)」が、最近急に行列ができ始めたことが話題となっています。あるユーザーがThreads(スレッズ)で「ここの肉餅飯はアジア最優秀だ。店内は広く、値段も手頃で、駅とバスターミナルにも近いので便利」と投稿し、少なくとも2,100のいいねと900のシェアを獲得したことが影響したとみられています。

大寶冰室は10テーブルほどの小さなお店ですが、ここ2週間で行列ができ始め、動画撮影に訪れるインフルエンサーも増えています。

一方で店主は「予想外の混雑で全く手に負えなかった。結局、ご飯がなくなり、お客様には向かいの飲食店でご飯を買ってきてもらうよう頼む必要があった。入店に30分、料理にさらに30分待たなければならない。こんな小さな店では、この人の多さに対応できない。商売というのは、ただお金を儲けることではない。スタッフは疲れ果てている。」と語り、ストレスを抱えているようです。

■老舗飲茶の蓮香樓が旺角にオープン予定
香港のセントラルにある老舗飲茶レストラン「蓮香樓(れんこうろう)」が、旺角(モンコック)の通菜街(金魚街)に支店を近日オープンする予定です。蓮香樓は100年以上の歴史を持つ名店で、ワゴンに点心を載せて店内を回る昔ながらのスタイルが特徴的です。地元の人々だけでなく、多くの観光客にも親しまれています。

蓮香樓は1889年に中国・広州で菓子店として創業し、1918年には香港に「蓮香茶室(Lin Heung Tea House)」を開店しました。その後、中環(セントラル)の威霊頓街(ウェリントンストリート)にある路面店で長年親しまれてきました。2019年以降は新型コロナウイルスの影響などで閉店と再開を繰り返す困難な時期が続きましたが、2024年4月より再びウェリントンストリートでの営業を再開しています。そして、2025年5月には尖沙咀(チムサーチョイ)のナッツフォードテラスに24時間営業の新店舗をオープンしました。