香港発日本行きツアー、問い合わせ20~30%減少
更新日:2025年11月21日
香港の複数の旅行代理店は、中国外務省と香港政府の保安局が中国国民に対して日本への渡航を控えるよう注意喚起した影響で、日本行きツアーの問い合わせが20~30%減少していると伝えています。
格安航空会社の「グレーター・ベイ航空(大湾区航空)」は、11月15日以前に購入した日本行き航空券で、12月31日までに出発する便について払い戻しに対応すると発表しました。また、キャセイパシフィック航空と香港エクスプレス航空も、日本行き航空券の変更に柔軟に対応するとしていますが、手数料の有無や対象者の詳細は公表されておらず、購入先の航空会社や旅行代理店に確認する必要があります。
大手旅行会社「縱橫遊WWPKG」の代表は、「日本旅行の目的地や日程変更について、毎日数件の問い合わせがあります。中にはキャンセル手続きに関する相談もありますが、現時点では香港政府が渡航警戒レベルを引き上げたり、航空便が欠航したりしない限り、ツアーは予定通り実施され、通常のキャンセル料が適用されます」と話しました。
先日、香港政府の保安局は旅行安全情報のページにおいて日本に関する補足情報を更新し、「2025年半ば以降、日本国内の中国人に対する襲撃が増加傾向にある。日本への渡航を計画している、または既に日本に滞在している香港市民は、警戒を怠らず、安全に注意を払い、駐日中国大使館・領事館が発表する最新情報など、現地の発表に注意を払ってください」と掲載しました。
