中国、日本渡航に注意喚起 香港も追随

更新日:2025年11月17日
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航空会社 対応

中国外務省が中国国民に対して日本への渡航を控えるよう注意喚起したことで、香港保安局の対応や航空会社の対応に注目が集まっています。

中国外務省は14日に発表した声明で、「日本の指導者(高市総理)が台湾情勢に関して露骨な挑発発言をおこない、人的交流の雰囲気を著しく悪化させ、日本に滞在する中国人の身体と生命の安全に重大なリスクをもたらしている」と渡航注意の理由を説明しました。

この中国外務省の発表を受け、香港政府の保安局は旅行安全情報のページにおいて日本に関する補足情報を更新し、「2025年半ば以降、日本国内の中国人に対する襲撃が増加傾向にある。日本への渡航を計画している、または既に日本に滞在している香港市民は、警戒を怠らず、安全に注意を払い、駐日中国大使館・領事館が発表する最新情報など、現地の発表に注意を払ってください」と掲載しました。香港の日本への渡航警戒レベルは福島第一原子力発電所付近の地域のみ黄色警報(警戒が必要)が出ていますが、それ以外の地域については警報は出ていません。
https://www.sb.gov.hk/eng/ota/index.html

航空会社の対応について、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空、四川航空など中国本土の大手航空会社は、12月31日出発までの日本発着便のチケットについて無料で払い戻しやスケジュール変更を受け付けるとしています。一方、香港の航空会社は特にこのような措置は発表していません。