世界デジタル競争力ランキング2025、香港4位、日本30位

更新日:2025年11月05日
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デジタル競争ランキング25

スイスのビジネススクールIMD(国際経営開発研究所)が、世界69か国・地域を対象としてデジタル競争力のランキング「世界デジタル競争力ランキング2025(World Digital Competitiveness Ranking)」を発表しました。香港は世界4位、日本は30位となっています。

世界トップ10は、1位スイス(100点)、2位米国(99.29点)、3位シンガポール(99.18点)、4位香港(97.79点)、5位デンマーク(97.23点)、6位オランダ(96.82点)、7位カナダ(96.19点)、8位スウェーデン(95.42点)、9位アラブ首長国連邦(93.38点)、10位台湾(93.12点)となっています。

アジアトップ10に注目すると、1位シンガポール(世界3位)、2位香港(世界4位)、3位台湾(世界10位)、4位中国(世界12位)、5位韓国(世界15位)、6位日本(世界30位)、7位マレーシア(世界34位)、8位タイ(世界38位)、9位インド(世界50位)、10位インドネシア(世界51位)となっています。

世界デジタル競争力ランキングは3つの要因「知識(新技術の発見・理解・開発に必要なノウハウ)、テクノロジー(デジタル技術の開発コンテクスト)、未来準備(デジタル変革への即応性)」において統計データと専門家の意見調査を組み合わせてスコア100点満点で評価がおこなわれており、3つの要因はさらに9つの下位要因「人材、教育、科学的集中研究」、「規制枠組み、資本、技術的枠組み」、「適応態度、ビジネス機敏性、IT統合」に分かれ計61指標で評価しています。

3つの要因のうち、香港は「知識」で5位、「テクノロジー」で3位、「未来準備」で10位となりました。下位要因のうち「技術的枠組み」は1位で世界トップとなりました。「IT統合」は29位となり改善の余地があるとされています。日本は「知識」で23位、「テクノロジー」で27位、「未来準備」で39位となりました。

世界デジタル競争力ランキング2025(World Digital Competitiveness Ranking)
https://www.imd.org/centers/wcc/world-competitiveness-center/