世界経済自由度&金融センター指数で香港1位

更新日:2025年09月26日
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世界経済自由度

フレーザー研究所が発表した「世界経済自由度 年次報告書2025年版」で香港が2年連続世界1位となり、日本が17位となりました。また、Z/Yenグループが発表した金融センターの国際的競争力調査「世界金融センター指数(GFCI)」では、香港が世界3位、アジア1位となり、東京は世界15位、アジア6位となりました。

■世界経済自由度で香港が2年連続1位
カナダに拠点を置くシンクタンクFraser Institute(フレーザー研究所)が「世界経済自由度 年次報告書2025年版」を発表し、香港が2年連続世界1位となりました。2位はシンガポール、3位はニュージーランド、4位はスイス、5位は米国、6位はアイルランド、7位はオーストラリアと台湾、9位はデンマーク、10位はオランダで、日本は17位にランクインしました。

評価項目は大きく分けて「政府の規模」「法制度と財産権」「通貨の健全性」「国際貿易の自由度」「規制」の5分野で構成されており、さらに45の項目に分かれています。香港は「国際貿易の自由度」で1位、「通貨の健全性」と「規制」では3位となっています。

世界経済自由度 年次報告書2025年版(Economic Freedom of the World 2025 Annual Report)
https://www.fraserinstitute.org/studies/economic-freedom-world-2025-annual-report

■世界金融センター指数(GFCI)で香港3位
英シンクタンクZ/Yenグループが年に2回発表する金融センターの国際的競争力調査「世界金融センター指数(GFCI)」の最新版(第38回)が昨日発表され、世界120都市の中で1位はニューヨーク、2位はロンドン、3位は香港、4位はシンガポール、5位はサンフランシスコ、6位はシカゴ、7位はロサンゼルス、8位は上海、9位は深圳、10位はソウルとなりました。東京は15位にランクインしました。

アジアでは1位香港、2位シンガポール、3位上海、4位深圳、5位ソウル、6位東京となっています。

世界金融センター指数(GFCI)は、Z/YenとCDI(中国深圳総合開発研究院)が、金融専門家4,877人による28,549件の評価と定量的データを基に作成しています。大きく分けて5つの項目「ビジネス環境」「人材」「インフラ」「金融セクターの発展」「評判」で評価がおこなわれており、香港は「ビジネス環境」「インフラ」「評判」で世界1位、「人材」で世界2位、「金融セクターの発展」で世界3位と高く評価されています。

第38回世界金融センター指数(GFCI)
https://www.longfinance.net/publications/long-finance-reports/the-global-financial-centres-index-38/