香港、台風警報シグナル8で交通や学校に影響

更新日:2025年09月08日
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交通機関

台風16号「Tapah(ターファー)」が広東省に上陸し、香港では昨晩から台風警報「シグナル8」が発令されています。これにより、学校は休校となり、交通機関にも大きな影響が出ています。また、1時間あたり30ミリを超える大雨が観測され、大雨警報「黄雨(アンバーレイン)」も発令中です。やむを得ず外出する際は十分ご注意ください。香港天文台は、シグナル8からシグナル3へ午後1時10分に引き下げる予定、と発表しております。

香港での台風警報は「シグナル1・3・8・9・10」の5段階があります。数字が大きいほど風が強く、生活への影響も大きくなります。

シグナル1:日常生活に大きな影響はないが、台風情報に注意。
シグナル3:屋外活動やフェリー運航に注意が必要で、幼稚園が休校になることもある。
シグナル8:学校・会社・金融機関・一部交通機関が休みとなり、勤務中の従業員も帰宅を指示される。
シグナル9:建物被害や飛来物の危険が高まり、屋外活動は禁止。市民は屋内で避難・待機。
シグナル10:最大級の台風直撃。大規模停電や浸水、交通全面停止など深刻な被害が想定される。

学校について、教育局は本日すべての全日制学校(幼稚園、小学校、中学・高校、特別支援学校)を休校と発表しました。午後5時までにシグナル8が解除されれば、夜間学校の授業は再開される予定です。

交通機関について、地下鉄MTRは本数を減らして運行を継続していますが、バスは一部路線を除いて運休しています。また、飛行機は本日100便以上の欠航が予想されています。

運転免許試験場は閉鎖されており、路上試験は終日中止ですが、筆記試験はシグナル8解除後2時間以内に再開予定です。裁判所も閉鎖されており、同じくシグナル8解除後2時間以内に再開されます。

なお、台風16号「Tapah(ターファー)」はマレーシアが提案した名称で、ナマズ科の淡水魚の一種を指すマレー語が由来です。