香港でブラックレイン発令、8日間で4度目

更新日:2025年08月05日
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雷雨

本日午前5時50分、香港天文台は「黒色暴雨警告信号(ブラックレイン)」を発令しました。これは過去8日間で4度目の発令となり、年間最多記録を更新しています。これまでの最多は2000年と2006年の3回であり、今年は異例の頻度となっています。

今回の豪雨は、モンスーンと上層擾乱の影響によるもので、短時間に激しい雨が降り、各地で水浸や交通への影響が報告されています。天文台は市民に対し、外出を控え、安全な場所に留まるよう呼びかけています。教育局は午後および全日制学校の休校を発表しています。

香港では、大雨に関する警報が「黄色」「赤色」「黒色」の3段階で発令されます。黄色は比較的弱い雨への注意喚起、赤色は激しい雨による生活への影響が懸念される場合に発令されます。そして黒色(ブラックレイン)は、1時間あたり70ミリ以上の豪雨が観測または予測される場合に発令される最も高いレベルの警報です。発令中は学校の休校、交通機関の停止、屋外活動の中止など、社会活動に大きな影響を及ぼします。

天文台によると、黒色暴雨警告は少なくとも午後3時まで継続される見込みで、今後の雨雲の発達状況によってはさらに延長される可能性もあります。