香港政府観光局が夏の大型キャンペーンを実施

テーマパークやホテルなどで割引や特典が受けられる夏の大型キャンペーンを香港政府観光局が実施すること、香港西九龍と中国本土を結ぶ高速鉄道に7つの新しい停車駅が加わること、老舗ベーカリーTAIPAN(大班麵包西餅)が全店舗を閉店したことをお伝えします。
■香港政府観光局が夏の大型キャンペーンを実施
2025年6月23日(月)から8月31日(日)までの期間、テーマパーク、交通機関、ホテル、レストラン、小売店などで、150以上の割引や特典が受けられる「Hong Kong Summer Viva」キャンペーンを香港政府観光局が開催します。
観光客限定で、香港ディズニーランドやオーシャンパーク、ピークトラム、エアポートエクスプレス、Big Bus Tours(オープントップバス)、ビクトリアハーバークルーズなどの無料チケットや割引が先着順で提供されるほか、観光客および香港居住者を対象に、ホテルのビュッフェや宿泊パッケージが「1人分の料金で2人利用可能」になるプラン、レストランや小売店での「1つ買うと1つ無料」といったキャンペーンも実施されます。 これらの割引や特典を利用するには、多くの場合で香港政府観光局の公式ホームページからの事前登録が必要です。詳細や参加方法については、香港政府観光局の公式サイトをご確認ください。
香港政府観光局ホームページ
https://www.discoverhongkong.com/eng/index.html
■7月1日より高速鉄道に新たな7駅が追加
2025年7月1日から、香港・西九龍と中国本土を結ぶ高速鉄道「広深港高速鉄道」に、7つの新しい停車駅が加わります。これにより、停車駅の総数は96駅となります。
今回追加されるのは、広東省の江門恩平と韶關樂昌東、江西省の景德鎮北、湖北省の咸寧北、そして湖南省の芙蓉鎮、漯河西、耒陽西の各駅です。これらの地域は、これまで乗り継ぎや自家用車がなければアクセスが難しかったため、今回の追加により利便性が大きく向上すると期待されています。
すでに一部の旅行会社ではこれらの地域を訪れる団体旅行の販売を計画しており、売上の20〜30%増加が見込まれているとのことです。
■老舗ベーカリー「TAIPAN」が全店閉店
1984年創業、香港各地に10店舗以上を展開し、パンやお菓子を販売していた老舗ベーカリー「TAIPAN(大班麵包西餅)」が、家賃の滞納や従業員への賃金未払いによる訴訟トラブルの中、全店舗を閉店しました。閉店の理由について、香港メディア「星島頭條」が問い合わせを行いましたが、現時点では回答を得られていないようです。
TAIPANは、1989年に油を使わず冷やして食べる新しいタイプの月餅「スノースキン月餅(冰皮月餅)」を初めて販売したパイオニアとしても知られています。