2025年「世界のベストレストラン50」が発表

2025年版の「世界のベストレストラン50(The World’s 50 Best Restaurants 2025)」を英William Reed Business Media社が発表しました。世界1位はペルー・リマの日系レストラン「Maido(マイド)」となり、日本からは東京のフレンチ「Sézanne(セザン)」が世界7位にランクイン。香港からはセントラルの中華フレンチ「Wing(永)」が世界11位にランクインしました。
世界1位となったペルーの「Maido(マイド)」は、日本料理とペルー料理の融合「ニッケイ料理」の第一人者として知られるミツハル・ツムラ氏が手がけるレストランで、予約が取りにくい名店として知られています。ミツハル・ツムラ氏はリマ生まれの日系2世で、米国留学後、日本料理を学ぶため大阪に渡り、すし店や居酒屋で修業を積み、リマの高級レストランで働いた後、2009年にマイドを開店しました。
世界11位となった香港セントラルの中華フレンチ「Wing(永)」は、香港で生まれカナダで育ったシェフのVicky Cheng氏が独学で学んだ中華料理と高級フレンチを融合したスタイルが特徴です。また、世界19位には、香港セントラルの現代的な広東料理「The Chairman(大班樓)」がランクインしました。
日本からトップ50に入ったのは4店で、7位の「Sézanne(セザン)」に続き、21位に東京のフュージョン料理「NARISAWA(ナリサワ)」、36位に東京のフレンチ「Florilège(フロリレージュ)」、44位に大阪のフレンチ「La Cime(ラシーム)」が選ばれました。
世界トップ10は以下のとおりです。
1位:Maido(マイド)/ペルー・リマ
日本とペルーの融合「ニッケイ料理」の第一人者ミツハル・ツムラ氏が手がける。
2位:Asador Etxebarri(アサドール・エチェバリ)/スペイン・アトクソンド
薪火で調理する伝統的スタイル。ワインとのペアリングにも定評あり。
3位:Quintonil(キントニル)/メキシコ・メキシコシティ
メキシコ本来の食材や地方の料理技法を取り入れた、独創的で繊細な料理を展開。
4位:DiverXO(ディベルソ)/スペイン・マドリード
快楽主義的、創造的、予測不可能で、劇場のようなコース料理を展開。
5位:Alchemist(アルケミスト)/デンマーク・コペンハーゲン
部屋を移動しながら「感覚体験」を楽しむ。アートや演劇の要素も融合。
6位:Gaggan(ガガン)/タイ・バンコク
ガガン・アナンド氏が手掛ける、インド料理の枠を越えた体験型ガストロノミー。
7位:Sézanne(セザン)/日本・東京
フォーシーズンズホテル丸の内東京内。可能な限り地元産の食材を使用。
8位:Table by Bruno Verjus(ブルーノ・ベルジュ)/フランス・パリ
プライベートな空間を演出するオープンキッチンが特徴。
9位:Kjolle(キョレ)/ペルー・リマ
世界最優秀女性シェフ賞を受賞したピア・レオン氏による彩り豊かな南米料理。
10位:Don Julio(ドン・フリオ)/アルゼンチン・ブエノスアイレス
自社農場から仕入れる本格的なアルゼンチンステーキハウス。
2025年版の「世界のベストレストラン50(The World’s 50 Best Restaurants 2025)」
https://www.theworlds50best.com/list/1-50