香港、競争力・航空ともに世界3位

世界69ヶ国・地域の経営環境を評価した世界競争力ランキング2025で香港が5位から3位に上昇したこと、世界最高の航空会社ランキング2025で香港が3位となり、世界最高の機内エンターテイメントでは1位、世界最高のキャビンクルーでは3位に選ばれたことをお伝えします。
■世界競争力ランキングで香港が3位に返り咲き
スイス国際経営開発研究所(IMD)が、世界69ヶ国・地域の経営環境を評価した「世界競争力ランキング2025」を発表しました。1位はスイス、2位はシンガポール、3位は香港、4位はデンマーク、5位はアラブ首長国連邦、6位は台湾、7位はアイルランド、8位はスウェーデン、9位はカタール、10位はオランダとなっています。日本は35位でした。
世界競争力ランキングは4分野を統計データと企業幹部への意識調査などを組み合わせて評価しています。4分野とは「経済状況(国内経済、国際貿易、国際投資、雇用、物価)」、「政府の効率性(財政、租税政策、制度的枠組み、ビジネス法、社会的枠組み)」、「ビジネスの効率性(生産性と効率性、労働市場、金融、経営プラクティス、取り組みと価値観)」、「インフラ(基礎インフラ、技術インフラ、科学インフラ、健康と環境、教育)」です。
香港は経済状況で6位(前年11位)、政府の効率性で2位(前年3位)、ビジネスの効率性で2位(前年7位)、インフラの評価で7位(前年9位)と全て改善しており、総合で前年の5位から3位に上昇し、2019年以来のトップ3に返り咲きました。
■世界最高の航空会社で香港キャセイが3位
英国に拠点を置く航空サービスリサーチ会社「Skytrax(スカイトラックス)」が2025年の世界最高の航空会社(The World’s Best Airlines of 2025)を発表しました。1位はカタール航空、2位はシンガポール航空、3位は香港のキャセイパシフィック航空、4位はエミレーツ航空、5位は全日本空輸(ANA)、6位はターキッシュ・エアラインズ、7位は大韓航空、8位はエールフランス、9位は日本航空(JAL)、10位は海南航空となりました。
キャセイパシフィック航空は総合で前年の5位から今年3位に上昇したことに加え、「世界最高の機内エンターテイメント(映画のチョイスやWi-Fiなど)」の項目ではカタール航空を上回り1位を獲得しました。さらに「世界最高のキャビンクルー(客室乗務員)」の項目では3位にランクインしています。
なお、キャセイパシフィック航空は昨日、初となる香港~ミュンヘン便の運航を開始しました。週4往復(月、火、木、土)の運航で、モダンな「エアバスA350-900」機体を使用しています。
世界最高の航空会社2025(The World’s Best Airlines of 2025)
https://www.worldairlineawards.com/