香港MTRがペット乗車を検討、今年前半にも結論

更新日:2025年03月12日
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香港MTRがペット乗車を検討、今年前半にも結論

香港の地下鉄MTR社がペットと一緒にMTRに乗れるようにする取り組みを検討しており早ければ今年前半にも結論が出ること、交通系ICカード「八達通(オクトパス)」を発行するオクトパス社は2025年第3四半期を目標に日本でのオクトパスアプリ決済サービスを開始すると発表したことをお伝えします。

■香港MTRがペット乗車を検討、今年前半にも結論

香港メディア「香港01」は、地下鉄を運営するMTR社が、ペットと一緒にMTRに乗れるようにする取り組みを検討していると報じました。「ペット専用車両」の設置など、さまざまな案が議論されており、早ければ今年前半にも結論が出る見込みです。

MTRの関係者は、「以前からペットの乗車についてさまざまな意見が出ていた。週末や祝日のみ許可する案、平日のラッシュアワー以外に許可する案、新界エリアの特定路線でペット専用車両を導入する案などが検討されていたが、結論は出ず見送られてきた。しかし、最近になって再び議論が始まっている」と話しました。

現在の鉄道条例では、盲導犬を除いて動物の持ち込みが禁止されており、違反者には2,000香港ドルの罰金が科される可能性があります。バスでも基本的に盲導犬以外の動物は乗車できませんが、九龍バス(KMB)は昨年から「ペットバス」を導入し、主に土日限定で運行しています。多くのフェリーではペットの乗船が認められています。

香港政府の2019年のデータによると、香港では24万世帯以上が犬や猫を飼っています。

■日本でオクトパス決済が可能に!2025年導入予定

香港の交通系ICカード「八達通(オクトパス)」を発行するオクトパス社は、2025年第3四半期を目標に、日本でのオクトパスアプリ決済サービスを開始すると発表しました。現在、日本国内の提携先企業と協議を進めており、ユーザーはオクトパスのモバイルアプリを通じて日本の店舗に設置されたQRコードをスキャンすることで決済ができるようになる予定です。交通機関での利用については現時点で発表されていません。

オクトパス社は、2023年にタイの電子決済システム「PromptPay(プロンプトペイ)」と提携し、2024年からは韓国の「Zero Pay(ゼロペイ)」とも連携して、オクトパスアプリ決済サービスを展開しています。これにより、ユーザーはタイや韓国の店舗に設置されたQRコードをスキャンすることで決済が可能となっています。日本でも同様のサービスの導入が期待されています。