旧正月期間の香港黄大仙での祈願と占い
道教、仏教、儒教の3つが習合した寺院である香港の黄大仙(ウォンタイシン)には、願いを叶える力があると信じられており、旧正月になると健康、成功、繁栄、幸福などを祈るために沢山の人々が訪れます。今年は旧正月の大晦日1月28日(火)の午後9時に開門し、線香を神に捧げる行事からはじまります。約3万~4万人の来場者が見込まれています。
1月28日(火)から元宵節(十五夜にあたる)の2月12日(水)までの期間は大変な混雑が予想されます。3か所の礼拝スポット「師寶殿、三聖堂、盂香亭」で線香を神に捧げることはできますが、参拝者のお線香で火傷をしないように注意する必要があります。この期間は求籤(カウチム)という占い場所が設置されないため、占いをお求めの方は2月13日以降に訪れるようにしてください。
以下に黄大仙での「線香を神に捧げてお願い事をする方法」と「求籤(カウチム)という占いの方法」についての基本をご紹介します。
●線香を神に捧げてお願い事をする方法
1.黄大仙付近でお線香を購入します。
2.嗇色園の鳥居をくぐり本殿に向かいます。
3.点香区・點香區という場所でお線香に火を灯します。
4.お線香を持ち本殿に向かいます。
5.本殿に三礼とお願い事をして3本のお線香を立てます。
6.別の場所でも同様の動作を繰り返しお願いごとが完了。
●求籤(カウチム)という占いの方法
1.本殿近くで「竹筒、えんぴつ、紙」を借ります。(無料)
2.本殿前の広場で跪き、願いを唱えながら竹筒を振ります。
3.願い事の際には、名前、生年月日、住所を念じる方も多い。
4.竹が1本落ちますので、竹に書かれた番号を紙に書きます。
5.竹筒、えんぴつを元の場所に返却してください。
6.本殿を背に右手に下ると、占いエリアに到着します。
7.好みの占い師に竹に書かれた番号を伝えます。(日本語ができる占い師もいます)
8.番号に合わせた用紙を占い師が取り出し、結果を解説してくれます。
●黄大仙とは
黄大仙は道教、仏教、儒教の3つが習合した寺院であり、「心から願えば、あらゆる願いを叶えてくれる」場所として、香港で最も参拝者が集まる寺院となっています。香港人や観光客が集まる人気のパワースポットでもあり、占いスポットとしても有名です。黄大仙は、MTR観塘線の黄大仙駅B2出口から徒歩2~3分程で到着します。
なお、黄大仙の公式ホームページにアクセスし、オンラインでのお祈りも可能です。Start Online Prayingをクリックして、個人情報(氏名、性別、誕生日、Eメールアドレス、居住地)を入力し、願い事を英語200語以内で記入します。また、願い事のテーマを「幸運、健康、恋愛、家庭、財源、平安、学業、出世」の中から1つ選択します。
黄大仙寺院(黄大仙祠)
住所:2 Chuk Yuen Road, Wong Tai Sin
WEB:http://www.wongtaisintemple.org.hk/
嗇色園 | 黃大仙祠
http://www.wongtaisintemple.org.hk